ストリートスナップシュータとしての地位を築いているRICOH GR3。こいつを登山という過酷なフィールドに持ち出し、一眼レフやミラーレス一眼の代わりとして使うことは賢い選択なんじゃないかという希望的観測でRICOH GR3を購入。
この希望的観測は間違っていなかったことを立証するための企画。
それと、ここではGR3のJPEG撮って出しを使用し、GR3の使用感等を含めて解説していきます。
今回の目的
日常生活において「光芒(こうぼう)」って耳にしないと思いますが、海の生物のウニの様な形状に光線が伸びているアレのことだと聞けば、どんな感じのものなのかイメージがつくかと思います。
いやいやそんな表現ではイメージできないという場合、別の表現で説明しますと、ダイヤモンド富士で太陽光線が四方八方に伸びていてピカ~ンって感じの写真を見たことがあるかと思いますが、その太陽光線が四方八方に伸びている光のスジが「光芒」です。
同様に、工場夜景や街灯夜景で光源がピカ~ンと輝いてキラキラしている印象的な写真を見たことがあるかと思いますが、光源から伸びている光のスジ、そう、それが「光芒」です。
今回、北八ヶ岳にある白駒池に行った際に、逆光が良い感じだったので「光芒」に挑戦してみたところ、GR3ではゴーストやフレアとも違う表現をしてくれましたので、作例でご紹介致します。
光芒(こうぼう)の作例
私が知っている光芒の撮り方は、「F値をf/10以上に絞ると光のスジが伸び、F値を絞れば絞るほど光のスジが伸びる」、「光芒の形は絞りの羽の枚数で決定する」という程度です。
写真にお詳しい方からすると、もっと勉強しなさいと言われそうではありますが、是非ご指導いただければと思います。
この写真↑は、白駒池の苔の森に朝日が差し込んでいる情景を撮影してみたのですが、虹色の細かい線の塊が複数現れており、私が知っている光芒とは違う表現になりました。
まぁ、これはこれで神々しい感じもするのでアリなのかなと思っています。
過去に一眼レフのPENTAX K-S2でもウニ光芒の撮影を何度もしていますが、ゴーストが出ることはあってもこんな表現↑をしたことはありませんでした。
なので、GR3特有の表現なのか、単純に私の知識が不足しており中途半端な設定で撮影してしまったからなのか分かりませんが、今のところはGR3の表現としておきます ^^;
この写真↑は、先程の写真の様に虹色の線の塊ではなく、細かい線の塊が光のスジとして出ています。
先程の写真よりも太陽が木に隠れているため光芒が落ち着いたのかもしれませんが、それでも細かい線の塊の光芒はあまり目にしないため特徴があると思います。
こちら↑は、白駒池の畔から撮影した一枚になります。
今までの写真よりも更に絞っていますが、光のスジは細い線の塊ではなくなっています。
もっと光のスジが細くてシュッとした光芒を期待していたのですが、期待とは異なりシュッとしてはいませんでした。快晴だったのでF値をもっと絞ってみると結果が違ったのかもしれませんね。
まとめ
今回は、GR3で光芒(こうぼう)を狙って撮影してみたのですが、光のスジが「虹色の細かい線の塊」になったりして、結構おもしろい表現をするんだなと感じました。
何よりも、今までこんな光芒は見たことがなかったため、新しい発見をした気分になりました。
この山行でのRICOH GR3の作例をもっと見たい方は、コチラ↓も見て頂ければと思います。写真多めでレポートしています。
北八ヶ岳(白駒池~中山展望台~東天狗岳~にゅう~白駒池)
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