なぜ、熊鈴は「ちり~~~ん」タイプが良いのか?

基本装備
この記事は約5分で読めます。

登山中に熊に遭遇してしまったらと思うと恐怖ですよね。

武井壮の様に、左手をワザと噛まして引き付けて、右手で熊の鼻っ面にグーパンチを思いっきりぶち込む、なんてことが出来れば良いのですが、それができるのは百獣の王である武井壮のみ。

じゃぁ、どうするか、、、、、チョキパンチでしょう。

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・・

寒気が走ったところで、話しを元に戻します。

「転ばぬ先の杖」ということで、ここはやはり熊鈴を使用するのがベストプラクティスだと私は思います。もちろん「熊スプレー」も有効だと思いますが、それは熊に遭遇して熊が襲ってきた時に使用するものであって、熊と遭遇しない様にするためには熊鈴が必要だと考えています。

登山用品店に行くと、いろんな種類の熊鈴が売っていて、どれを購入するのが良いか迷いますよね?
 真鍮(しんちゅう)で作られていて「ちり~~~~~ん」と鳴るタイプ、
 カウベルみたいな形をしていて「カランコロン」と鳴るタイプ、
しかも、大きさも値段も様々で、実際に私が熊鈴を購入するときには悩みました。

が、買いに来たからには決断しなければならず、軽く鳴らしてみて、気に入った音色の熊鈴を買いました。

後から知ったことですが、どうも熊鈴として売られているもののうち「ちり~~~~~ん」タイプの方が熊には効果があると聞きましたので、情報共有ということで記事に致します。

スポンサーリンク

この記事の対象者

  • 熊鈴を購入しようと考えている人
  • 「カランコロン」タイプの熊鈴を買ってしまった人
  • 熊鈴は要らないと思っている人
スポンサーリンク

熊鈴って効果があるの?

登山者が多い山だと熊に遭遇するリスクは低いと思われますが、登山者が少ない山に入るときは、やはり熊に遭遇するリスクが高いと私は思います。

そこで、熊に遭遇しないためには人が居る事を熊に知らせる事が大事であり、その手段として熊鈴、ラジオ、会話、手を叩く、大声を出すなどがあるそうです。熊は基本的に臆病であるため、人が居ると分かると近づかないそうです。

ただし、中には例外の熊も居るそうで、人間が持ち込んだ食べ物などの味を知ってしまった熊は、人が居ると分かると逆に寄ってくることがあるということを聞いたことがあります。

従いまして、熊避けには熊鈴が絶対効果があるとは言い切れませんが、使わないよりは使うべきであると言えるでしょう。

どのような熊鈴が良いの?

蓼科山を大河原峠を起点に登った時、あるオジサンに出会いました。

私もオジサンですが。。。

その方は凄くおしゃべりな方で、尋ねてもいないのに色んな事を教えてくれる人でした。まさに「生き字引」って感じ。

たまたま熊の話題になり、熊鈴は「ちり~~~~~ん」と鳴るタイプが良く、カウベルの様に「カランコロン」と鳴るタイプは逆に熊が興味を示してしまい寄ってくるということでした。

じゃぁなぜ「ちり~~~~~ん」タイプが良いのかですが、それは、山で修行する山伏が昔から使っているからとのことでした。先人の知恵ということでしょう。

素直な私は、「なるほど」とその理由を信じました。

それから時は過ぎましたが、4月半ばになった現在、そろそろ熊が出没する時期でもあることから、熊鈴について情報発信しておく必要があると思い、この記事を書くことに至りました。

ということで、熊鈴を購入する場合は、真鍮(しんちゅう)で作られていて「ちり~~~~~ん」と鳴るタイプにした方が良いです。

熊鈴を使うタイミングは?

熊鈴は家を出るときから帰って来る時までザックに付けっぱなしにしておけば良いかというと、そうではないということは誰でも分かると思います。

じゃぁ、いつ使うのか?

答えは「登山者が少ない登山道で使う」です。

登山者が多い登山道には、基本的に熊は居ないので使う必要は無いです。例外もあるとは思いますが、登山者が多い登山道で熊に出会った場合は、事故ということであきらめましょう。

駅や電車などの乗り物の中は言うまでも無いですよね。
逆に迷惑になります。

山小屋の中も使う必要は無いです。
熊鈴を外さないと「うっせー」と注意されます。

では、登山者が多い登山道をどう判断するかですが、目に見える範囲に登山者が居るならば熊鈴を使う必要は無いと私は考えています。

先行者が居ないので熊鈴を付けていたが、自分の方がスピードが速くて先行者に追いついた場合は、熊鈴を外します。逆の場合もそうです。

おすすめの熊鈴

能作の熊鈴

私が欲しいので一番目にピックアップしました。ちょっと高級品なのですが、それに見合ったクオリティーがあると思います。

真鍮の本体を覆うようにラバーが付いていますが、これがあると、ザックに鈴が触れていても音が出ますので取り付け場所に困ることがありません。

この能作の熊鈴は私も使用しており、下記にレビュー記事を書いていますので、ご興味のある方はご一読ください。
こだわりの熊鈴 そう、それは能作の熊鈴

浅野木工 熊よけベル

能作の熊鈴が売り切れていたら、こちらの熊よけベルが良いと思います。

ラバーで覆われていないタイプなので、ザックのどこに取り付けると良く鳴るのかトライ&エラーで探す必要があります。

まとめ

「猫みたいで鈴を付けるのはイヤ」とか言わず、「転ばぬ先の杖」ということで、熊の活動時期に山に入る場合は熊鈴を付けましょう。特に早朝は、熊が活動している時間帯なので注意が必要らしいです。

余談となりますが、トレランの人にも小さい鈴を付けていただけると、速い人が近づいて来るのが分かるため道を譲りやすくなります。ご検討ください。

コメント