奥久慈男体山~月居山縦走 車で行って電車を使って ぐるりと縦走

奥久慈男体山山頂茨城
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概要

奥久慈男体山は過去2度ほど登っていますが、健脚コースで登り、一般コースで下る2時間40分程度のルートでした。健脚コースの鎖場は、両神山の八丁峠コースをコンパクトにした感じで、ここを登るのは結構楽しいです。

一方、奥久慈男体山から袋田の滝まで登山道がつながっていることを知り、いつか縦走してみたいと考える様になりました。

しかし、マイカーで行くと、どうやって車を回収するのかが課題になります。

まず、JR水郡線が通っているため、袋田駅~西金(さいがね)駅間で電車を使うと一筆書きができるので、車の回収ができそうだということが分かりました。

次に、車を何処の駐車場に駐めるのがベストかです。

駐車場の候補としては、「袋田の滝第一駐車場」「西金駅前駐車場」「大円地駐車場」の3カ所があります。

「西金駅前駐車場」「大円地駐車場」を利用する場合は、縦走が終わってから電車に乗り車を回収する必要があります。

そこで、JR水郡線袋田駅の水戸方面行きの時刻表を調べると、1時間~2時間に1本という運転間隔でした。ここまで少ないとは、ちょっと驚きです。

これだと、何らかの事由により計画の時間通りに縦走できなかった場合、袋田駅で長時間待つことが考えられます。また、時間に追われた感じで縦走するのはプレッシャーになり、安全な登山に支障が出るかもしれません。

ということで、「袋田の滝第一駐車場」に駐車し、袋田駅からJR水郡線で西金駅に行き、徒歩で奥久慈男体山の大円地登山口に行き、袋田の滝または月居山(つきおれさん)まで縦走し、「袋田の滝第一駐車場」に戻るルートが良いと考えプランしました。

今回は、このプランに沿って実行したレビューになります。

一言でまとめると、いっぱい歩いて疲れました(*´▽`*)

山行日付2021年4月18日 日曜日 晴れ
コース登り:袋田の滝第一駐車場 ⇒ 袋田駅 ⇒(電車)⇒ 西金駅 ⇒ 男体山大円地登山口 ⇒ 男体山山頂
下り:男体山山頂 ⇒ 鍋転山(なべころがしやま) ⇒ 月居山(つきおれさん) ⇒ 袋田の滝第一駐車場
時間スタート:午前 6時15分
ゴール :午後14時50分
駐車場袋田の滝第一駐車場 33台 無料 トイレあり
※直ぐ近くに「袋田の滝第二駐車場」がありますが、営業時間が午前8時~20時となっていました。こちらは200台程度は駐められそうです。
日帰り温泉金砂の湯 国道118号から結構入ったところにある穴場的な日帰り温泉
関所の湯 国道118号から少し入ったところにある隠れ家的な日帰り温泉
山行概要
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登山ルート図(出典:国土地理院 地理院地図Vector)

赤矢印:登り  青矢印:下り

山行記録

当初は「袋田の滝第二駐車場」に駐める計画で、Google情報では24時間営業となっていましたが実は午前8時から営業と現地で知り、急遽「袋田の滝第一駐車場」に変更しました。

「袋田の滝第一駐車場」の入り口はこんな感じ↓です。写真奥にトイレが見えますが綺麗です。

袋田の滝第一駐車場

袋田の滝第一駐車場からJR水郡線 袋田駅までは、徒歩で約30分程度の移動になります。電車の本数が少ないため、乗り遅れない様に余裕をもって駐車場を出発しましょう。

袋田駅の駅舎は赤い三角屋根が特徴ですが、徒歩中に遠くに目視で確認することはできません。道なりに進んで行って左に直角に曲がると目の前に突然登場します↓。

このログハウス風の駅舎、良い雰囲気をカモシダシテいると思います。

駅舎の隣にトイレがあり、こちらも綺麗です。

JR水郡線 袋田駅

袋田駅に時刻表があったので写してみました↓。駅の照明が反射して見にくい点はご容赦ください。

私は、6時57分発の水戸方面行に乗りましたが、特に日中の電車は本数が少ないですよね。

駐車場を西金駅前駐車場とか大円地登山口駐車場に駐めた場合は、袋田駅13時55分発、15時59分発、16時47分発あたりで計画することになると思いますが、乗り遅れると長時間待たなければなりません。

袋田駅の時刻表

JR水郡線は単線です↓。

ホームの目の前は自然があふれかえっています。

ホームに電車が着いてもドアは自動で開きませんので、ドアの横にある「開」ボタンを探して押してください。

袋田駅のホーム

袋田駅から2駅目の西金(さいがね)駅で下車します。

降りるときもドア横の「開」ボタンを押さないとドアが開きませんので、ボケっとしていると降りられませんのでご注意ください。

西金駅の駅舎は新しいようで綺麗です↓。トイレも小さいですが男女兼用でありました。

男体山に行くには、西金駅を背にして右手の方向に進みます。

一応駅前に地図看板があるので、ルートはそれで確認してください。

JR水郡線 西金駅

西金駅からちょい歩くと、国道118号線の交差点に出ます。

交差点には写真↓の様な標識がありました。

西金駅前の国道118号交差点

交差点を渡り、写真↓の様な2車線で歩道の広い道路を進んで行きます。

川のせせらぎと新緑、遠くに見える山並みが、いつもとは違う登山スタイルで「旅」って感じを味わうことができます。

西金駅から奥久慈男体山に向かう途中(その1)

上の写真↑から10分程歩くと、道幅は狭くなり、歩道もなくなり、写真↓の様な道路になります。

たまに車が通るので、ひかれない様に道路の右端を歩きましょう。

西金駅から奥久慈男体山に向かう途中(その2)

まもなく写真↓の様な道標が出てきます。

この写真の奥の方で道路が分岐していますので、道標に従い男体山の方向である左手というか直進します。

西金駅から奥久慈男体山に向かう途中(その3)

進んで行くと、分岐があってどちらに進むか迷う箇所には写真↓の様に道標がありますので、それに従って進んでください。

西金駅から奥久慈男体山に向かう途中(その4)

道路にこんな岩の様な落石がありました↓(・□・;)

人に当たったらヒトタマリモアリマセン。。。周りを見ると結構な奥の方に来ていることが分かります。

西金駅から奥久慈男体山に向かう途中(その5)

西金駅から約1時間ほど歩くと写真↓の様な分岐があり、この分岐を左に進みます。

ここまで来るのに道路も途中から傾斜が出てきて、有酸素運動してることを感じつつ、途中で道を間違えたのか不安感を抱きつつも進んで来たかいがありました。ここまで来ると、大円地登山口までは間もなくです。

この分岐を左手に行き、坂道を下ると少し広い道路に出ます。そのT字路の左手にトンネルが見えますが、トンネルとは逆方向の右手に進みます。

西金駅から奥久慈男体山に向かう途中(その6)

まもなく写真↓の大円地登山口駐車場が見えてきます。

12台程度は駐車できそうな広さがあり、綺麗なトイレも完備されています。奥久慈男体山のみの登山であれば、この駐車場を利用するのが良いです。

西金駅からここまで徒歩で来ましたが、準備運動を通り越して、もう帰っても良いんじゃないか的な疲労感さえ感じているかも知れません。そんな時はここで休憩しましょう。この先はここまでの何倍も長いです。

大円地登山口駐車場

大円地登山口駐車場から奥久慈男体山が見えます↓。

電波塔らしきものがあるところが、奥久慈男体山の山頂になります。

岩肌が見え荒々しさを感じます。

大円地登山口駐車場から見た奥久慈男体山

大円地登山口駐車場から坂道を少しくだると、写真↓の分岐があります。この分岐を右手の「大円地山荘」方面に進みます。

大円地山荘方面に進む

右手に大円地山荘(蕎麦屋)を見ながら直進すると、写真↓の様な場所になります。

登山道は、写真中央の石橋を渡ってすぐ左手、石垣に沿って奥に続く道になります。石橋を渡って直進すると民家に入ってしまいますのでご注意ください(間違える人は居ないと思われますが念のため)

茶畑がありますが結構な急斜面です。農家の方のご苦労が想像できます。

男体山の登山道は石橋を渡って左

沢沿いの道を進んで行くと、まもなく「健脚コース」と「一般コース」の分岐に出ます↓。

「健脚コース」というと急登をイメージすると思いますが、急登ですが鎖場がメインになりますので、鎖場に自信が無い人は一般コースを選んだ方が良いです。

鎖場を途中まで行って、私には無理と思っても、鎖場を下る方が難易度が上がるため危険です。

どんな鎖場かはこれから写真でご紹介しますので、ルート選択時のご参考にしてください。

私はもちろん健脚コースを選びます。

健脚コースは左、一般コースは右

健脚コースの初めの頃は、写真↓の様な登山道です。初めは鎖場はありません。

健脚コースの登山道

いくつかの短い鎖場を何カ所か過ぎたころ、写真↓の様な鎖場が登場します。

鎖を両手で掴み、全体重をかけるのは危険(鎖が切れるリスクあり)なので、鎖は補助的に使用します。

ここは、私ならば、左側の長い鎖を右手に持ち、左側の石とか根っこを左手でホールドしながら登り、横に伸びている根っこの上まで登ったら右側に移動して、木の向こう側に至るイメージです。

健脚コースの鎖場チャプター1

鎖場チャプター1をクリアしたところの左側に、ちょっとした展望台というか開けた場所があり、そこから写真↓の様な眺望があります。

遠くまで連なる山々と新緑に生命力を感じます。

が、この場所は切り立った場所にあるので、眺望に夢中になって崖下に転落しない様にしてください。落ちたら、たぶん痛い程度では済まないと思います。

鎖場チャプター1の先にある展望台からの眺望

展望台から振り返ると、男体山の山頂がすぐそこに見えます↓。

しかし、鎖場の真骨頂はここから始まりますので、気を引き締めていきましょう。

展望台から見る奥久慈男体山の山頂

鎖場チャプター2の始まりです。こんな感じ↓。

鎖場チャプター2(その1)

おらおら、まだまだ続きます。

鎖場チャプター2(その2)

おらおらおら、まだまだこれから↓。

鎖場チャプター2(その3)

おらおらおらおら、まだまだ続きます↓。

鎖場チャプター2(その4)

この緩やかな鎖場を登りきると、まもなく男体山の山頂直下にでます。

上↑で4カ所の鎖場の写真を掲載しましたが鎖場はもっとあり、写真を撮っても安全な場所で撮影したものだけになります。鎖場のイメージだけ伝わればと思います。

両神山の八丁峠コースを行ったことのある方ならば、あの八丁峠コースを短くした感じをイメージしていただけると良いかと思います。

鎖場チャプター2(その5)

健脚コースを登りきると写真↓の様な朽ちかけたあずまやがあります。

一応、テーブルと椅子があり、休憩することは可能です。

健脚コースを登り切ったところ

健脚コースを登りきったところを振り返ると、写真↓の様な眺望があります。

先ほどの鎖場チャプター1の展望台よりも高度が上がっているため遠くまで見渡せます。

健脚コースを登りきったところからの眺望

あずまやを右手に進んで行くと、まもなく男体山の山頂に着きます↓。

653.9メートルなので、スカイツリーより20メートルだけ高いです。

奥久慈男体山の山頂

奥久慈男体山の山頂の写真で良く見る構図です。

祠の柵の横に人を入れて撮影した写真を見かけますよね。

ただこの絶壁なので落ちたら終わりです。撮る人も撮られる人も細心の注意を払いましょう。

男体山山頂の良く見る構図

山頂で休憩したら、下山開始というか月居山に向かって出発します。

山頂からは、健脚コースを登りきったところに戻り、そこからは道標の「至 袋田の滝 月居山」に従って進みます。分岐には必ず道標がありますので迷うことは無いと思います。

道標に従って進む

男体山から月居山に続く登山道は、基本的に平らで眺望はなく、ときどきアップダウンがあります。

アップダウンが何カ所かあるため、私の感覚では先日行った丹沢の表尾根(烏尾山~塔ノ岳)よりもキツい感じがしました。筋肉が悲鳴をあげるのではなく、体力が奪われる感じと表現したら分かりやすいでしょうか。

なお、登山道は広くなく、写真↓の様な感じです。

こんな感じの登山道なのでトレランの人達が結構いました。速い人が近づいてきたと感じたら道を譲ってあげましょう。

何かの記事に書きましたが、登山者が居ることが分かっている登山道を走る人は「鈴」を付けてくれると、登山者視点では速い人が近づいて来るのが分かるのでありがたいです。

今回の山行では実際に鈴を付けているトレランの方が1名いらっしゃいました。他のトレランの人とは足の筋肉の付き方が違っていたのでベテランの方なんだと思います。この方は山のことを分かっていらっしゃる、実に素晴らしいと感じました。

男体山山頂から2時間半程度歩くと、鍋転山(なべころがしやま、通称なべころ)の山頂に到着します。ここは第1展望台と呼ばれており、眺望が良い場所です↓。

男体山から鍋転山までの間には、休憩できる様な広めの場所はほとんどありません。鍋転山の少し手前に第2展望台があり、ちょい広い場所はそこ位です。

鍋転山(なべころがしやま)山頂

鍋転山には写真↓の様な屋根付きのベンチがあり、少し広くなっているので休憩するには良い場所となっています。

鍋転山山頂のベンチ

鍋転山から45分程度歩くと、登りきったところが広くて平らな場所に出ます。

そこが月居城跡↓になります。

月居城跡

月居城跡から下っていくと写真↓の様な案内板のある分岐に出ます。

袋田の滝に行く人は右前方の登山道を進みます。今回は袋田の滝には行きませんので、この案内板を正面に見て左手に進みます。

この看板を左に行く

途中に分岐(T字路)がありますが、そこは「袋田温泉」の方向である左手に進みます。

道なりに進んで行くとアスファルトに出ますが、そのままアスファルトの道を下っていきます。

すると写真↓の様な分岐が登場しますので、「七曲り登山道 滝駐車場方面」の方向に進みます。

アスファルトを進んだところの分岐

つづら折れを下っていくとアスファルトの道路に出ます。

道路を横断して進むとお土産屋などが見えてきますので、橋を渡ると車を駐めている袋田の滝第一駐車場に到着します。

お疲れさまでした。

お土産屋が見えてきたら概ねゴール

写真多めでレビューしましたが、このルートは長時間歩くのと、複数あるアップダウンで徐々に体力を削られていき、ゴールする頃には疲れをひしひしと感じました。

男体山~月居山の間は眺望はありませんが、ガッツリ歩きたい人には良いコースだと思います。

低山なので夏場は熱中症の危険があり止めた方が良いと思いますが、春、秋、冬はベストだと思います。それと、茨城県は熊が居ないと言われていますので、そっちの面でも安心かと思います。

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