アイキャッチ画像出典:THE NORTH FACE
ザ・ノース・フェイスのテントといえば、ヒマラヤ遠征レベルかキャンプレベルの両極端なラインナップで、山岳用テントをラインナップに追加しないのかなと思っていた数年前、「ストームブレイク」という商品が加わりました。
その追加されたタイミングが、ちょうど私が山岳テントを探している時期であり、NEMOの「アトム」とザ・ノース・フェイスの「ストームブレイク」のどちらにしようか検討したことがありました。※結局はNEMOの「アトム」を選択しました。
そんなこともあり、ザ・ノース・フェイスがリリースする山岳テントについて気になっていましたが、最近、ザ・ノース・フェイスのホームページを見たところ、「マウンテンショット」という山岳テントがラインナップに追加されていることを知りました。
そこで、この商品を調査していくと、スゴク魅力的な商品であることが分かり、今回皆さんにご紹介しようと記事にすることに致します。
この記事の対象者
- 山岳用テントの購入を考えている人
- みんなと違ったテントを探している人
- THE NORTH FACEというブランドが大好きな人
マウンテンショット1のおすすめポイント
ポイントその1 ダブルウォール+自立式+長辺入り口
「【テント泊初心者】登山用(山岳用)テントの選び方のポイント」でも力説している様に、使いやすさを求めるならば「ダブルウォール+自立式+長辺入り口」タイプをオススメします。
マウンテンショットはこの条件を満たしています。
ポイントその2 設営が簡単
マウンテンショットの構造は「スリーブ式+吊り下げ式」のハイブリッド構造になっています。まずは一目瞭然ということで下記画像をご覧ください。

この構造の何が良いかですが、ドーム式テントはポールをクロスさせX字に組み立てますが、オール吊り下げ式だと組み立て時に下記の作業をすることになり、体の移動が伴います。
- 1本目のポールをテントの穴に差し込む
- 対面に移動して1本目のポールを弓型にしてテントの穴に差し込む
- 2本目のポールをテントの穴に差し込む
- 対面に移動して2本目のポールを弓型にしてテントの穴に差し込む
- 1本目と2本目のポールをX字にして、吊り下げのフックをポールに引っ掛ける
それが、マウンテンショットの場合は、対面に移動せずともスリーブにポールを通し、ポールを弓形ににするだけなので体の移動が伴いません。また、吊り下げるフックも半分だけになります。
風のある日などは、テント設営に何かと気を使わなければならないため、テント設営は簡単な方が良いです。
ポイントその3 素材と重量と価格
先ずはマウンテンショット1のスペックを、ニーモのアトム1Pと比較してみましょう。
項目 | マウンテンショット1 | アトム1P |
---|---|---|
本体素材 | 15Dリップストップナイロン | 40D ナイロン/メッシュ |
フロア素材 | 20Dリップストップナイロン | 75D PeUポリエステル |
フライ素材 | 20Dリップストップナイロン | 20D Sil/PUナイロン |
大きさ(幅×奥行×高さ) | 220×90~64×105センチ | 210×90×105センチ |
重量 | 総重量1.21キロ | 最小重量1.28キロ |
定価(税込み) | 52,500円 | 39,600円 |
マウンテンショットが薄い素材を使用し、軽さを追求しています。
大きさは、マウンテンショットは長方形ではなく台形の形をしており、幅が頭側が90センチ、足側が64センチとなります。足側を狭くして素材を減らすことで軽さを実現しています。足側が狭くなりますが長さが220センチあるため、荷物を置くスペースは少しあります。
続いて気になる重量です。マウンテンショットはポール、ペグ等を含めた総重量表記ですが、アトムは最小重量となっており、おそらく本体だけの重量表記ではないかと思われます。
マウンテンショットの総重量1.21キロは、他の山岳用テントと比較しても優秀だと思います。
定価はニーモのアトムと比較すると高級品に見えてしまうのはしょうがないですが、マウンテンショットはグランドシート(フットプリント)が標準装備で付いてきますので、他のテントと比較すると同程度かもしくは安価になるかと思います。各テントのグランドシートは概ね税込み5,000円程度します。
ポイントその4 サブスペースへのアクセス
マウンテンショット1は、入口とは反対側にサブスペース(後室。ちょっとした物置)があり、そこへ室内からアクセスすることが可能です。以下の画像で奥側にジッパーが見えますが、そのジッパーを開けるとサブスペースにアクセスできます。

サブスペースには、ストックやコッヘル類などを置くと室内を少し広く使用することができ便利かと思います。
ポイントその5 天井のメッシュポケット
天井にメッシュポケットが備え付けられており、ヘッドランプやランタンを入れると室内灯として使えるし、重くない小物類を入れることで室内を整理することができます。サングラスを横のスペースに置いておいたが、朝起きたら体の下にあってサングラスのテンプル(つる)が変な方向を向いていたなんてことが無くなります。

このポケットはスゴク良いと思います。さすが、ザ・ノース・フェイスといった感じで、かゆいところに手が届く装備です。
相場はどのくらい?
ザ・ノース・フェイスの山岳用商品って、好日山荘、WILD-1、石井スポーツなどの山岳用品ショップに行っても、あまり見かけないのが悲しいところです。ザ・ノース・フェイスの直営店でも、すべてのお店で取り扱っているわけではないため、取り扱い状況を調べてから行くことをオススメします。
で、どうするかですが、私は、テントなので体にフィッティングする必要もないためネットで購入するのが一番良いかと思います。相場などは下記で調べてみてください。
まとめ
ザ・ノース・フェイスのマウンテンショット1をご紹介しましたが、私は結構良いテントだと思います。私がこれからテントを購入するならば、「ザ・ノース・フェイス マウンテンショット1」と「ニーモ アトム1P」のどちらにしようか迷う様な気がします。
テント場に行くと、モンベル、アライテント、プロモンテ、ニーモが多くて、自分のテントを見失うリスクもありますが、このマウンテンショットならば「THE NORTH FACE」のロゴが存在感を増し、テントを見失いことは無いだろうと思います。
マウンテンショットの公式ページもご覧になると、より一層魅力度がUPすることと思います。
ニーモのアトム1Pについても過去に記事にしていますので、ご興味のある方はご一読いただければと思います。
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