ベースキャンプ型のテント泊をして山頂を目指す場合、テント場と山頂の間で使用するザックがアタックザックです。
登山口からテント場までの間は使用しないため、コンパクトに折りたたんで大型ザック内の容量を占有せず、かつ、持ち運びが苦にならない重量であることが望ましいです。
今回ご紹介するライペンの「RAIZ PACK S」は、収納時は湿布薬の箱程度の大きさで重さは190グラム、使用時は容量20リットルになり、簡易的ですが腰ひもがついておりザックが左右に振られずに安定、しかもハイドレーションを入れられる内ポケットも付いている優れものです。
この記事の対象者
- どんなアタックザックが良いか調査している人
- ライペンのRAIZ PACKが気になっている人
- アタックザックとはどんなザックなのか知りたい人
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
容量 | 20リットル |
重量 | 190グラム |
使用時サイズ | 背面長: 41センチ 幅×奥行: 30×16センチ(底部分) |
収納時サイズ | 幅×高さ×奥行: 20×17×5センチ |
素材 | 本体: 30dn リップストップナイロン ボトム部: 210dn ナイロン |
色 | オレンジ、フォレストグリーン |
使用時のザック形状は、底がやや広い台形型をしています。
本体の素材は、テント(エアライズ)のフライシートと同じ素材のため、薄くて、軽くて、丈夫です。
レビュー
収納時は写真↑の様な形状になります。
ザックの雨蓋部分を裏返し、その中に折りたたんで収納する方式になります。
写真↑では、2つの長方形のブツが浮き出ていますが、これはショルダーベルト部分になります。
使用時は写真↑の様にザックの形にトランスフォームします。
私のRAIZ PACKはバンジーコードを取り付け、ザックをコンプレッションしたり、ハードシェルなどのアウターを括り付けたりすることが出来る様にしています。
写真↑で分かると思いますが、底部分は素材が異なり210dnナイロンということもあり、厚みが異なって丈夫にできています。
写真↑は、ザックの左右に4カ所づつあるユーティリティループです。
先にも少しだけご紹介しましたが、ここにバンジーコード(ゴム紐)を取り付けることで、ザックをコンプレッションしたり、折りたたんだアウターなどを括り付けたりすることが可能となりますので、有効活用すると良いと思います。
バンジーコードは、登山用品店やアウトドアショップのレジ横にある、ロープ等の計り売りコーナーで売っています。
2~3メートル買ってきて、適切な長さにハサミで切って使うと良いと思います。
切り口はライターなどで炙って末端処理をしないとバラバラになりますので、末端処理をお忘れなきよう。
写真↑は、アウターをバンジーコードで括り付けた様子になります。
ザック内の荷物が少ないため、しなびている点はご容赦ください。
ユーティリティループを有効活用したイメージとして認識していただければと思います。
RAIZ PACK Sには、トレッキングポールループが1つ付いていますので、写真↑の様に、トレッキングポールやピッケルを括り付けることができます。
ただし、RAIZ PACKは小さいため、ループに括り付けた場合はトレッキングポールが飛び出てしまう点を認識しておき、注意する必要があります。
RAIZ PACKには、写真↑の様な簡易的な腰ひもが付いています。
これがあることで、岩場などでザックが左右に振られることが抑えられ、安定した歩行をすることができます。
他のアタックザックを選ぶ時も、腰ひもの有無は確認すべきポイントになります。
写真↑の様に雨蓋部分にも収納スペースがあります。
このスペースが容量20リットルの勘定に含まれているのか知りませんが、RAIZ PACKは結構な収納力があります。
RAIZ PACKにはハイドレーションなどを収納できるインナーポケットが付いています。
写真↑では、私の物撮りの技術力が足りずに分かり難くなってしまいましたが、写真上部の黒い部分がザックの背面部分の内側にあたり、そこに本体と同じ素材で仕切られたポケットが作られています。
ハイドレーションシステムを使用している方には嬉しい装備になります。
私は、プラティパスのビックジップEVOの2リットルを使用していますが、RAIZ PACKのインナーポケットに良い感じに入ります。
まとめ
アタックザックも色んなメーカーでラインナップされているため、どれを選択すれば良いのか迷ってしまうと思います。
私の経験としては、選択時のポイントとしては下記になります。
- 収納時にコンパクトになる
- 容量は20リットル程度
- 腰ひもがある
- ハイドレーションを入れられるポケットがある
RAIZ PACKはこれらの条件を満たし、なおかつユーティリティループも付いているため、使い勝手にも優れているモデルでありオススメ致します。
実売価格などは下記で調べてみてください。
バンジーコードとコードロックもご参考までに記載しておきます。
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