RICOH GR3 ネガフィルム調は風景写真にマッチするか?

登山カメラ
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2023年1月20日のファームウェアVer.1.70へのアップデートで、RICOH GR3のイメージコントロールに「ネガフィルム調」が追加となりました。

新しいイメージコントロールが追加になったということで、早速インプレッションしてみようということで、茨城県の筑波山と加波山の間にあるピークである「きのこ山」と「足尾山」に登ったタイミングで撮影してみました。

以前、GR3で風景写真をとるには「ポジフィルム調」が良いんじゃないかということで記事を書いたことがあり、私は山行時の撮影は「ポジフィルム調」を使っています。

そこで今回のインプレッションは、「ポジフィルム調」と「ネガフィルム調」を比較する形で、風景写真観点でセンエツナガラ感想を述べさせていただいております。

なお、ポジフィルム調に関する過去記事は下記になります。ご興味のある方は読んでみてください。
RICOH GR3 ポジフィルム調で風景写真
RICOH GR3 ポジフィルム調で風景写真(その2)

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「ネガフィルム調」と「ポジフィルム調」の比較

「百聞は一見に如かず」ということで、うんちくは割愛してJPEG撮って出しで比較していきます。
ホームページ用にリサイズしていますので解像感的なところはご容赦ください。

↑樹林帯の中にあった道標を撮影したものです。

ポジフィルム調は、明暗がハッキリしていて、葉っぱの緑の発色が良い感じに見えます。
ネガフィルム調は、階調が緩やかな感じでポジフィルム調では暗く写っている部分が明るめに表現されています。
この様なシチュエーションでは、どちらも良い感じです。

↑山容を撮影したものです。
みかげスポーツ公園からきのこ山に登る途中にある「つぼろ台」というビューポイントから撮影しました。左のピークが加波山、右のピークが足尾山のはず。

ポジフィルム調は、青空のグラデーションが見事で、山容と青空の境界がクッキリして良い感じに表現されていると思います。
ネガフィルム調は、ポジフィルム調を見た後だと薄い、アメリカンって感じです。ネガフィルム調と見た後にポジフィルム調を見ると、ポジフィルム調はいじってる感があるかも^^;

好き嫌いが分かれそうです。どっちが良い悪いではなく、個人の好み、感性でしょうね。
ちなみに私はポジフィルム調が好きです。空のブルーと稜線クッキリは譲れないかな。

↑関東平野を撮影したものです。
きのこ山から足尾山に行く途中にパラグライダー、ハングライダーの離陸場が何カ所かあり、そこからの関東平野を撮影してみました。

ポジフィルム調は、青空のグラデーション、遠くに見える日光連山、平野の田畑のディテールが良く表現されている様に思います。
ネガフィルム調は、全体的に薄いとうか淡い感じがするものの、明るめに解像されている気がします。
HDR調は、突如比較対象に追加してしまいましたが、最近私が毒されているイメージコントロールで、この絵画的でドラマチックな感じが良いです。

ちなみに、HDR調の記事は下記になりますので、ご興味のある方は是非。
RICOH GR3のHDR調で風景写真。クセになりそう。

↑こちらは足尾山の山頂にある石垣を撮影したものです。

ポジフィルム調は、明暗がハッキリしているためか石垣のディテールが良い感じに表現されていると思います。また、青空の発色がエグイくらいにブルーです。
ネガフィルム調は、落ち着いた雰囲気の一枚になっていて、写真右奥の木々の枝っぷりも良く分かるし良いと思います。

ん~、この構図だとどっちも良い。

↑足尾山の山頂から足尾神社奥宮を撮影したものです。

ポジフィルム調は、今まで何度も述べていますが青空が見事で、階段部分を見ると分かるのですが、しっとりとした色の載り具合を感じます。
ネガフィルム調は、何度も述べていますが階調が緩やかに感じます。

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まとめ

私の少ないボキャブラリーでインプレッションを活字にするのは甚だ難易度が高いのですが、ポジフィルム調とネガフィルム調の撮って出しJPEGで比較できる様にしてみましたので、活字化する必要もないのかなとも思っております^^;

文中に何度か書きましたが、私は風景写真では青空の発色とグラデーションが欲しいのでポジフィルム調を選択するだろうと考えております。

と言って締めくくろうとしていますが、最近はHDR調の魔力に引きずり込まれつつ、いや、引きずり込まれています。。。HDR調は雲の表現とかがドラマチックでたまらんのです。。。

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