ダイヤモンド富士の撮影地として有名な本栖湖湖畔にある竜ヶ岳。
また、富士山がキレイに見える山としても有名で、以前から気になる山の一つにリストしていました。
この度、富士山が五合目付近まで冠雪したという情報を入手し、天気予報も良かったことから登ってきました。
山中湖近くにある石割山から望む富士山はデッカイですが、ここ竜ヶ岳から望む富士山も負けず劣らずデッカイです。唯一の違いとしては、石割山は山頂に到着して初めてデッカイ富士山を望むことになりますが、竜ヶ岳はずーっとデッカイ富士山を望みながら登る点が挙げられます。
それと、精進湖、西湖まで続く広大な青木ヶ原樹海が眺められるのもポイントに挙げられます。
今回も山用カメラとして推している「RICOH GR3」で撮影してます。
概要
山行日付 | 2021年12月11日 土曜日 快晴 |
コース | 登り:駐車場 ⇒ 竜ヶ岳登山口 ⇒ あずま屋 ⇒ 竜ヶ岳山頂 下り:竜ヶ岳山頂 ⇒ 新道分岐 ⇒ 本栖湖畔登山口 ⇒ 駐車場 |
時間 | スタート:午前 8時00分 ゴール :午後12時30分 |
駐車場 | 本栖湖売店前駐車場 50台程度 無料 |
日帰り温泉 | 富士西湖温泉 いずみの湯 ※本栖湖周辺の日帰り温泉を見つけられず、西湖まで移動した。 |
登山で午前8時スタートは遅い気がしますが、これには理由があります。
竜ヶ岳山頂はダイヤモンド富士が有名なため、午前中の早い時間は富士山が逆光になって暗くなることが想定されるため、11時頃に山頂に到着する計画にしました。
登山ルート図(出典:国土地理院 地理院地図Vector)
山行記録
事前に駐車場情報を調査し、本栖湖キャンプ場の入り口付近に「竜ヶ岳登山者用駐車場」というのがあると認識して向かったのですが、2021年12月11日現在、ロープが張ってあり入庫できませんでした。
で、ロープの横に手書きの看板があり「竜ヶ岳登山者は、本栖湖売店前駐車場か本栖湖畔駐車場を利用してね。なお、12月31日~1月3日はこの駐車場をオープンします。」的なアナウンスがされていました。
この写真↑が本栖湖売店前駐車場です。午前8時頃で結構な駐車車両があります。
12月~1月は、竜ヶ岳山頂からダイヤモンド富士が撮影できる時期ということもあり、登山者が多いのだと思われます。
ちなみに、写真奥に見える山が竜ヶ岳です。山頂は写真で見えるピークよりも奥の方にあります。
この駐車場の道を挟んで反対側に公衆トイレがありますが、午前8時頃はクローズしており、この駐車場手前にある本栖湖畔駐車場のトイレの使用を促す貼り紙がありました。
本栖湖売店前駐車場に駐車し、本栖湖方面を眺めると湖面に朝もやが立ち込めて幻想的な雰囲気になっていました(写真↑)。
「おおぉ!」と感動し、すかさずRICOH GR3を取り出し、湖畔まで行って撮りまくりました。
湖に入っている釣り人が良い雰囲気をカモシダシテいるのですが、28ミリのGR3ではちょっと広すぎてしまい、こういう時にズームレンズがあればなぁと思いますね。
写真中央付近に釣り人が写っているの分かりますか?
駐車場から竜ヶ岳登山口に向かうまでの道のりが凄く分かり難いです。
本栖湖売店前駐車場を出発し、左手にキャンプ場入り口(竜ヶ岳登山者用駐車場)を見ながら直進し、その先のY字路を左に進んでしばらく歩くと写真↑の様な場所に至ります。
これを右折すると竜ヶ岳登山口に行くことができます。
ただし、写真↑の位置から見ると特に目印や道標的なものは見当たらないため、ここを右折して良いのか不安になります。
先ほどの不安になる分岐を右折し、ちょい歩くと写真↑の様な道標が登場します。
ここじゃなくて、先程の分岐にたてて頂くと分かり易くて良いのですが、左矢印の案内図しか存在しないのかもしれませんね。
先ほどの舗装路を右折してからは登山道の案内があるので、写真↑のゲートまでは迷わずに行けると思います。このゲートの先がT字路になっており、それを左折して少し歩くと竜ヶ岳登山口に至ります。
写真↑が竜ヶ岳登山口です。
裏山に登る様な感じの道ですが、ここから竜ヶ岳への登山が始まります。
登山道は写真↑の様に整備されていて歩きやすいです。
しばらくは、この様な階段状の登山道を登って行きます。
竜ヶ岳登山口から40分程度登って行くと、写真↑の様な平らな場所に至ります。
ここにはベンチが設置されており、木々の間から富士山と本栖湖を眺めることが出来ます。
広場からは写真↑の様に富士山を望むことができます。
撮影時刻は9時頃ですが、思いっきり逆光となり富士山は暗く写っています。
一方、広場からは写真↑の様に本栖湖の眺望もあります。
手前に赤い円状のものが見えますが、これは青少年スポーツセンターの陸上競技トラックです。
写真右奥に八ヶ岳が見え、左奥には南アルプスが見えます。
先ほどの広場から先は平坦な登山道となります。
しかし、平坦な道は一瞬で終わり、今度は写真↑の様なアキレス腱をグイグイ伸ばせるような登山道に変わります。チャプター2な登山道って感じです。
アキレス腱を伸ばしながら登って行くと、木々が消えて笹っ原だけになり見晴らしが良くなります。
そこからは、ずーっと写真↑の様なデッカイ富士山を見ながら登って行く感じになります。
先ほどの本栖湖が綺麗に見えた平らな場所から20分程登っていくと、写真↑の様にあずま屋が見えてきます。
あずま屋の目の前は、背丈ほどの笹も無くて手前から富士山がキレイに見えます。
写真↑は午前9時25分頃に撮影してますが、未だ逆光のため富士山が暗く写っています。
あずま屋からは富士山ビューに目が行きがちですが、振り返ると竜ヶ岳が綺麗に見えます。
竜ヶ岳山頂は、写真でピークの様に見える場所から、さらに奥に進んだところにあります。
写真右下に小屋の様なものが見えますが、この中に石仏が置かれています。
あずま屋から先も、ずーっと富士山を望みながら登って行きます。写真↑は、あずま屋から15分程登った場所から撮影しました。写真中央付近に笹っ原が見えますが、その手前に先ほど紹介したあずま屋が見えます。
デッカイ富士山と広大な青木ヶ原樹海の景色は、画角28ミリのRICOH GR3にも収まりきらないほど広くて雄大です。山頂まで行ってから気づいたのですが、山頂から望む富士山よりも、写真↑の辺りから見る富士山の方が青木ヶ原樹海が見えるため綺麗です。
あずま屋から40分程登ってくると、写真↑の新道分岐に至ります。
我々が登ってきた登山道は「石仏ルート」になります。
下りは登りのルートとは異なり、この新道分岐を「湖畔登山口」方面に進むことになります。
新道分岐から15分程登ると竜ヶ岳山頂に至ります。
竜ヶ岳山頂は写真↑の様に広く、机と椅子が3カ所程設置されています。
山頂標が広場の奥の方(富士山から遠い方)に設置されているため、写真↑で広場の様に写っている場所に座って食事をすると撮影の邪魔になる可能性が高いです。なので、休憩する時はそんな事も考慮して休憩場所を選んだ方が良いと思います。
写真↑は午前10時20分に撮影していますが、太陽の位置がもう少し南側になった方が影が少なくて良い感じになると思われます。
竜ヶ岳山頂からは、さらに奥に進む道があります。
そこからは写真↑の様に、南アルプスの山々の眺めが良い感じです。
下りは新道分岐を「湖畔登山口」方面に進んで行きます。
この登山道は前半の早い段階で富士山ビューがなくなり、写真↑の様な本栖湖を眺めながら下る感じになります。木々が多いため見晴らしは良くありません。
登りに使用した石仏コースと比べると、こちらの登山道は登山者が少ない気がします。というか、私が下った時は誰ともすれ違わなかったです。
つづら折れの道をしばらく下り、竜ヶ岳山頂から1時間ほどで写真↑の様なアスファルトが見えてきます。そうここが本栖湖畔登山口になります。
本栖湖畔登山口からは、駐車場まで写真↑の様なアスファルト歩きになります。
写真中央奥にゲートが見えますが、ゲート左横に人が通り抜けられる場所があります。
日帰り温泉
本栖湖近辺に日帰り温泉を見つけることが出来ず、西湖にある「富士西湖温泉 いずみの湯」を利用することにしました。この施設は、十二ヶ岳の登山道入り口付近にありました。
14時頃に利用させていただきましたが、混雑してなかったため、ゆったりとくつろぐことが出来ました。
まとめ
竜ヶ岳登山口から石仏コースを利用すると、デッカイ富士山を眺めながら登ることが出来るのが一番のおすすめポイントになります。
他のポイントとしましては、広大な青木ヶ原樹海の眺望があるのも魅力の1つに数えられると思います。ちなみに、石割山~大平山からもデッカイ富士山を眺められますが、青木ヶ原樹海は見ることが出来ません。
それと、記事の中で何度か説明してますが、12月の午前中は逆光になるため富士山が暗く写りがちです。従って、竜ヶ岳山頂には11時頃の到着を目指してプランを立てるのが良いのではないかと思います。
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