前白根山~五色山 こちら側から眺める日光白根山はカッコイイ with GR3

栃木
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前々から気になっていた前白根山。
前白根山は、日光白根山の外輪山の一角にあり標高2,373メートルあります。

前白根山から眺める日光白根山は、日光火山群の最高峰としての荒々しさもあり、神秘的な色をした五色沼との相性が素晴らしく、その雄姿にはカッコ良さを感じます。

今回は天気に恵まれ、小春日和の青空に雪化粧をした日光白根山の雄姿を眺めることができました。
写真多めでレポートします。

今回も山用カメラとして推している「RICOH GR3」で撮影してます。

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概要

山行日付2021年11月13日 土曜日 快晴
コース登り:日光湯元スキー場 前白根山登山口 ⇒ 天狗平 ⇒ 前白根山山頂
下り:前白根山山頂 ⇒ 五色山 ⇒ 国境平 ⇒ 前白根山登山口
時間スタート:午前 6時50分
ゴール :午後14時45分
駐車場湯元本通り南駐車場 40台程度 無料
※近くに北駐車場、五色通り東駐車場がある。
 合わせてどの程度のキャパシティがあるのだろうか?200台は余裕か?
日帰り温泉奥日光湯元温泉 源泉 ゆの香
お店の前は3台程度しか駐車できないため、湯元本通り南駐車場から徒歩で。
山行概要
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登山ルート図(出典:国土地理院 地理院地図Vector)

赤矢印:登り  青矢印:下り

山行記録

この奥日光の湯元温泉を起点とした前白根山登山を前々から計画していたのですが、なかなかタイミングが合わずに実行できていませんでした。

今回、紅葉シーズンも過ぎたし、日光白根山も冠雪したという情報もあり、静かな登山を楽しめるんじゃないかと思い行ってきました。

湯元本通り南駐車場

駐車場は、無料の「湯元本通り南駐車場」を利用しました。
日光湯元ビジターセンターの目の前にあります。
また、すぐ隣りに北駐車場があり、そこにはトイレがあります。

紅葉シーズンを過ぎていたこともあり、朝6時30分頃で駐車場はこんな感じ↑で空いていました。

駐車場からスキー場に向かう入口

写真↑にある湯元本通り南駐車場の向かい側の道路を進んで行くと、登山口のある日光湯元スキー場に至ります。

日光湯元スキー場

先程の道を直進すると、写真↑の様な感じで「ここがスキー場なのか」と思ってしまう様な場所に至りますが、これがスキー場です。
登山口は、写真右奥のパイロンが置いてある方に進んで行きます。

登山ポスト

すると、写真↑の様な登山ポストが道路の右側に登場します。
私の時はボールペンが昇天していて、残念ながら何も書くことができませんでした。。。

で、ここには登山ポストがあるだけで、登山口はここではありません。
登山口は、写真左側に少しだけ見えている砂利道に沿って進んで行きます。

スキー場のゲレンデを登って行く

砂利道を進んで行くと、写真↑の様にゲレンデの中を突き進んでいきます。
しばらくゲレンデを登って行くため、これで正しいのか不安になってきますが、自分を信じて砂利道に沿って進んでください。

前白根山登山口

不安に押しつぶされそうになってきた頃に、写真↑の様な前白根山登山口が登場します。
先程の登山ポストから概ね30分程歩いてきたかと思います。
ここまではゲレンデの初心者コース的な緩やかな登りでしたが、準備運動はその位にしていよいよ登山が始まります。

白根山登山道の石碑

前白根山登山口から10分程登ると、写真↑の様な「白根山登山道」の石碑が突然登場します。
登山口ではなく、少し登ったところに立派な石碑があるのは謎ですが、ここから登山道が激しさを増します。

基本的にガレ場

登山道は、基本的にガレ場です。
かつ木の根っこなど写真↑の様な感じで荒れています。
また、傾斜も結構あります。

さらに荒れる登山道

「なかなかキツイ登山道だな」とブツブツ言いながら登って行くと、写真↑の様にさらに傾斜が増して、登山道も荒れてきます。

写真だと傾斜が分かり難いですが、結構な急勾配です。
文章で説明するのが難しいのですが、何とか分かりやすく表現するならば「ストックの長さを100センチとか105センチ位にしないと、ストックが長くて使いにくい様な傾斜」です。

もっと荒れる登山道

この急勾配はいつまで続くのか辛さをひしひしと感じていても、写真↑の様に勾配は変わらず、さらに荒れた登山道になります。
この登山道を下りで使うのは、登りよりも難易度が高くなると思います。

整備された登山道は歩きやすい

ヘロヘロになりながらも一歩ずつ足を動かしていると、白根山登山道の石碑から1時間20分程経過した頃、写真↑の様な整備された階段状の登山道になります。
写真↑でも分かりますが、上の方が明るくなっているので、あそこまで登ればきっと何かがあるという希望を持つことができますし、それが気力となり登ることができます。

平らなところ

階段を登りきると写真↑の様な平らな場所に至ります。
道標は立っていましたが、そこには特に名称が書かれてはいませんでした。

少し休憩した後、写真右奥に続く平らな登山道を進んで行きます。

平らな登山道

写真↑の様な平らな登山道がしばらく続きますので、歩きながら休憩する感じで進んで行きます。

またも急勾配

そんな歩きながら休憩もつかの間、写真↑の様な急勾配が登場します。
どこが登山道なのかですが、写真右下から写真中央付近へ、さらに奥に続いているのが登山道です。

天狗平

先ほどの階段を登り切ったところにあった平らな場所から約30分登ると、写真↑の天狗平に至ります。今まで登場していた道標とはクオリティーが異なり、天狗平の道標は立派です。

今回は、ここで持参した簡易アイゼン(4本爪)を装着しました。

雲一つない青空

ここまで一部が平らでしたが、ほとんどが急勾配だったため、登山道以外を眺める余裕がありませんでした。そんな時、ふと上を見上げたら雲一つない青空で、白い肌の木々が良い感じだったので撮ってみました↑。

日光白根山と前白根山

天狗平から30分程登り続けると平らになり視界が開けます。
そこからは写真↑の様に、左奥に日光白根山、右手前に前白根山を眺めることができます。

前白根山へは一旦下って登り返す必要があり、急勾配を登ってきた後の登り返しを嫌って「この場所を今日の山頂にして下りたい」と思いたくなりますが、あの急勾配を下る方がもっとキツイ気がするため前白根山山頂に向かって進むことにします。

前白根山山頂

前白根山山頂から眺める日光白根山です。
前白根山山頂は、平らで結構な広さがあります。
綱引きを余裕でできるくらいの広さはあり、長縄跳びは余裕で何チームもできる感じです。

白根隠山方面

前白根山山頂から少し左に振ると、写真↑の様に日光白根山の外輪山で一つである白根隠山が見えます。この稜線を歩いてみたいですが、昭文社の山と高原地図では登山道になっていないんですよね。
登山道的な道筋が見えるので歩けそうな気はしますが、なぜだろう?

ちなみに、この写真をよーく見ると冠雪した富士山が見えてきます。

風の強さは半端ない?

前白根山山頂で気になったのが、写真↑の木々。
これって爆風が同じ風向きで吹き荒れるために、木の枝が風下にしか伸びないのだと思われます。

こっちも風に

同じ様な写真が2枚も必要なのかって感じですが、こちらの木々も枝が片方向にしか伸びていませんでした。

日光男体山ファミリー

前白根山からは、日光白根山と反対側には日光男体山ファミリーである日光火山群の山々が見えます。
写真右側から、男体山、大真名子山、小真名子山、小真名子山の奥に女峰山、日光男体山と同じツラにあるのが太郎山となります。

日光白根山と五色沼

前白根山山頂から五色山方面に進んだところからは、写真↑の様に日光白根山と神秘的な色の五色沼を眺めることができます。

こちら側から眺める日光白根山は、荒々しさもあり山容がカッコいいです。

芸術的な木

前白根山から五色山に向かう途中に、写真↑の様な爆風で芸術的な曲線に育った木があったので撮影してしまいました。サイボーグ009の002みたいな感じ。

ちなみに、写真奥のピークが五色山です。一度下って登り返します。

五色山山頂

五色山の山頂には、写真↑の様な山頂標と道標が一緒になっています。
五色山の山頂で、弥陀ヶ池(みだがいけ)方面と湯元方面の分岐がありますので、湯元方面に行く人は間違えない様にしてください。
私は思いっきり間違えてしまい、五色沼がだんだん近づいて来るので違和感を感じて、登山道を五色山山頂まで戻りました。

五色山山頂から望む日光白根山と五色沼

五色山山頂からは、写真↑の様に日光白根山と五色沼が良く見えます。
前白根山からとは角度が少し異なりますが、こちらから眺める日光白根山も良い感じです。

国境平分岐

五色山山頂の分岐から湯元方面に30分程下ると国境平の分岐に至ります。
これを湯元方面に進みます。

平らな場所

国境平から1時間20分ほど下ると写真↑の様な平らな場所に至ります。
ここまでは特筆すべき登山道ではありませんでしたが、まぁまぁ歩き易い道だったかと思います。

颯爽とした樹林帯

先ほどの平らな場所から先は、写真↑の様な颯爽とした樹林帯の中を歩きます。
踏み跡がしっかりしているため道迷いはしないと思いますが、進行方向の木には、黄色と赤のプレートが付いているので、それを目印に進んで行けば登山口に着くことが出来ます。

登山口を出たところ

登山口に着いたら右手に進み、写真↑の様な砂利道を進んで行きます。
あとは一本道なので迷うことは無いと思います。

バス停に出た

砂利道を進んで行くとアスファルトに変わり、道幅がだんだん広くなり建物も増えてきます。
そのうち写真↑の様にバス停のところに至りますので、右折をすると湯元本通り南駐車場に着くことが出来ます。

お疲れさまでした。

まとめ

日光湯元スキー場登山口からは写真では分かり難いですが、かなりの急登です。
またガレ場でもあるため、この登山道は登りに使用した方が良いと私は感じました。
下りで利用する場合は、急勾配でガレ場のため難易度が上がり、十分に気を付ける必要があります。

前白根山からは、カッコイイ日光白根山と日光男体山ファミリーの眺めが最高です。

今回ご紹介したルートでなくても、日光白根山の弥陀ヶ池から五色山に登って、前白根山に至るルートも良いと思います。

前白根山の山頂は広くて人も少ないため、静かな登山を楽しむことができると思います。

ただし、山頂の木々で分かる様に爆風が吹き荒れる日が多そうなので、そこの所は注意が必要かと思います。

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