JTBパブリッシングから出版されている「大人の遠足BOOK クルマで行く山あるき 関東周辺」にて、山頂からの展望が良い東篭ノ登山があることを知っていましたが、なかなか登る機会がなく今日に至っていました。
今回、浅間山とカラマツ黄葉を見に行こうと計画した際、車坂峠~黒斑山のピストンなら4時間程度なので、そこから車で移動して東篭ノ登山に登ることも可能だと思い、計画を練ってみました。
天気に恵まれ、標高2,228メートルの東篭ノ登山の山頂からは、谷川連峰~奥秩父連峰~八ヶ岳~中央アルプス~穂高連峰~後立山連峰と360度の大展望が得られました。
全方位の写真を今回もRICOH GR3で撮影してきましたので、写真多めでレポート致します。
なお、登山口から山頂までは50分程度で登ることができ、登山道の難易度も低いため初心者の方にもおすすめできる山です。
概要
山行日付 | 2021年10月24日 日曜日 快晴 |
コース | 登り:池ノ平駐車場登山口 ⇒ 東篭ノ登山山頂 下り:東篭ノ登山山頂 ⇒ 池ノ平駐車場登山口 |
時間 | スタート:午前10時00分 ゴール :正午12時00分 |
駐車場 | 池の平駐車場 600円 ※浅間山の高峰高原ビジターセンター側から向かうと、池の平駐車場までは引き締まったダートコースになります。 |
日帰り温泉 | 布引温泉 御牧乃湯 空いていて良い感じの日帰り温泉 |
東篭ノ登山から下山後、池ノ平湿原を三方ヶ峰までぐるっと散策。
コース | 登り:池ノ平湿原入口 ⇒ 雷の丘 ⇒ 雲上の丘 ⇒ 三方ヶ峰 下り:三方ヶ峰 ⇒ 池ノ平湿原入口 |
時間 | スタート:正午12時00分 ゴール :午後13時20分 |
登山ルート図(出典:国土地理院 地理院地図Vector)
山行記録
車坂峠から黒斑山のトーミの頭までピストンした後ですが、登山靴を履き替えて、東篭ノ登山の登山口のある池の平駐車場に車で移動します。
高峰高原ビジターセンターから池の平駐車場までの間は引き締まったダートコースとなり、普通車でも普通に走ることが可能です。もちろんガードレールがありますので、運転がヘタクソな人でも道から落ちる心配は無いと思います。
冗談はそこそこに、レポートを進めます。
池の平駐車場は普通車600円の有料駐車場で、アスファルトではなく引き締まった土の駐車場です。ホームページを見ると200台程度駐車できるようです。私が到着した午前9時40分頃は半分程度埋まっていました。
駐車場脇の木々が雪化粧しており、青い空とのマッチングが綺麗だったのでシャッターをきってしまいました↑。
駐車場の出入口付近に案内図があったので記念に撮影↑したのですが、通常は北を上にすると思うのですが、この地図は北が下になっているため、私にとっては非常に見にくかったです。
池の平駐車場出入口の道路を挟んで向かい側に、東篭ノ登山の登山口入口がありました。先ほどの案内図とは少し異なっていますが、写真↑右下の矢印看板に「登山口」と書いてありました。
登山口からしばらくは、ほとんど平らな登山道が続きます。登山というよりハイキング、散策といった感じです。そんな中、ふと上を見上げると写真↑の様な青空と霧氷のコントラストが美しい光景がありました。
なだらかな登山道を登って行くと徐々に勾配がでてきます。写真↑の様な勾配になってくると山頂まであとわずかになります。石がゴツゴツしてますが、足の置き場に注意しながら登れば危険な個所はありません。
登山口から50分程度で東篭ノ登山山頂に到着します。山頂は広いためゆっくり休憩することが可能です。山頂にはさえぎるものが無いため360度の大展望があります。
写真↑では、黒斑山とその奥に浅間山の山頂が少しだけ見えます。
では、ここから山頂からの展望をぐるっとご紹介致します。
山頂から北方向を撮影した写真↑です。
写真中央やや左のピークが四阿山(あずまやさん)です。
四阿山方面から右にカメラを振ると、谷川連峰の山々が見えます↑。
手前は高原野菜で有名な群馬県の嬬恋村だと思います。
さらにカメラを右に振った写真↑です。
手前のピークが水ノ塔山、奥が黒斑山、その向こうが浅間山になります。
東篭ノ登山から水ノ塔山は稜線の登山道で繋がっています。そのまま進むと高峰温泉まで行くことができます。
さらにカメラを右に振った写真↑です。
遠くに奥秩父連峰が見えます。よーく目を凝らして見ると、右奥の方に富士山も見えます。
手前のスキー場は、アサマ2000スキー場です。
さらにカメラを右に振った写真↑です。
八ヶ岳が蓼科山も含めてバッチリを写っています。
手前は小諸の街並みだと思いますが、ところどころで何かを燃やしているのか煙があがっていますね。
さらにカメラを右に振った写真↑です。
手前に見えるサッカー場の様な場所が池ノ平湿原になります。
写真の奥の方が中央アルプス方面だと思います。
さらにカメラを右に振った写真↑です。
写真中央やや左が御嶽山、中央付近が乗鞍岳と穂高連峰になります。
ホームページ用に解像度を下げているためこの写真だと槍ヶ岳が分かりませんが、元のサイズだと槍ヶ岳も見えます。もちろん肉眼でも見えました。
さらにカメラを右に振った写真↑です。
手前右側のピークが西篭ノ登山。その奥が湯の丸山。
写真奥の方が後立山連峰になります。
さらにカメラを右に振った写真↑です。
どこかで見た山容と思えば、そう、この綺麗な山容は四阿山ですね。ぐるっと一周しました。
この日は快晴でガスも少なかったため、全方位綺麗な景色を見ることができました。
おまけ 池ノ平湿原を三方ヶ峰までぐるっと散策
東篭ノ登山から池ノ平登山口までは30分程で下ることができます。
さすがにこれでは歩き足りないため、山頂からサッカー場の様に見えた池ノ平湿原をぐるっと散策してみました。
池ノ平インフォメーションセンター脇のカラマツの向こう側が池ノ平湿原入口になります。
今回は湿原を左回りで歩くことにしました。
池ノ平湿原を左回りに散策するため、この入口から登って行きます。
傾斜はそれほどではなく、道も整備されているため歩きやすいです。
しばらく緩い登りを登って行くと「雷の丘」という場所に至ります。ただ、雷の丘からの景色は大したことはありませんでしたので、写真は割愛します。
雷の丘からはほぼ平らな散策路となり、進んで行くと「雲上の丘」に至ります。
雲上の丘からは写真↑の様に、右手に黒斑山、左手に先ほどまで登っていた東篭ノ登山が見えます。
雲上の丘から先は緩い下りになり、三方ヶ峰直下がグイっと短い登りになっています。登りきると三方ヶ峰に至り、ベンチなどもあり休憩することができます。また、眼下に小諸の街並みを見ることができます。写真を撮りましたが掲載する程の景観ではなかったので割愛します。
三方ヶ峰を下っていくと池ノ平湿原に至り、池ノ平湿原には写真↑の様な幅の広い立派な遊歩道が設置されていました。
まとめ
東篭ノ登山は百名山でないため、浅間山の様には混んでいませんでした。
また、写真でご紹介したとおり、東篭ノ登山山頂からは360度の大展望があり、登山道の難易度も低いことから登山初心者の方を連れていくには良いかもしれません。
山頂まで直ぐなのでベテランの方には歩き足りないと思われますが、その時は黒斑山や湯の丸山とセットにして2座の山頂を踏む計画にすると良いかもしれません。
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