登山を楽しむために欠かせないのが登山用腕時計。時刻表示はもちろんですが、基本的には次の3機能が装備されているものが該当します。
- 高度計
- 気圧計
- 電子コンパス
それと、みなさんが普段お使いになっている腕時計との違いとしては、画面が大きく見やすくなっています。40歳を過ぎてくると老眼が進んできますが、その様な方が登山用腕時計を初めて腕に巻いた時には「おおぉ!」という感動を覚えると思います(私がそうでした^^;)
それと、バンドが少し長めになっており、長袖の上に登山用腕時計を装着することができます。長袖をまくらなくても画面が見えるので便利です。
登山用時計の選び方
GPS機能の付いた登山用腕時計が多数販売されていますが、バッテリ消耗による使用時間の課題などがあるため、実用性を考慮するともう少し見守った方が良いかなと私は考えています。ただし、新しもの好きの方は是非使用された方が良いと思います。いろんな機能が付いていますので、その分楽しみが増えると思います。
ではどうするかですが、従来の登山用腕時計から選択することになりますが、機能や価格がモデルによって幅があるため、下記をポイントにしてモデル選択すると良いでしょう。
- 操作性
高度計を有効にするには、スタート地点の標高と海抜ゼロの気圧を設定するタイプが殆どだと思います。この設定が簡単にできないと、毎回マニュアルを見ながら設定する様な事になり、はなはだ面倒ですので、できれば操作性が良いタイプを選んだ方が良いです。
それと、手袋をした状態でも操作しやすいかという点もポイントになります。 - デザイン
先に登山用腕時計は文字盤が大きいと説明しましたが、腕の細い女性の場合は、文字盤が小さめのモデルを選んだ方が良いとか、いや逆に、細い腕にゴッツイ時計をするのがカッコイーとかありますので、是非ご自身の感性に合うデザインのものを選択しましょう。
老眼の人は普段使いするのも「アリ」だと思います。登山用腕時計は凄く見やすいので。
その場合、スーツを着る人はYシャツの外側に巻かないと、時計が見えなくなる確率が高いです(まぁ、ここではどーでもいーですが) - 耐水性、耐衝撃性
夏場の使用では、服の上に腕時計を出して使用するのが一般的だと思います。突然の雨や、岩へのヒットなども起こりうる事象ですので、耐水性、耐衝撃性のあるモデルを選んでおきましょう。
メーカー別のオススメ登山用腕時計
このページでは、先に述べた通りGPS腕時計ではないモデルをご紹介致します。GPS機能の付いた登山用腕時計については、日を改めてご紹介させていただきます。
CASIO(カシオ)
説明するまでもなく、G-SHOCK(ジーショック)で有名な日本の時計メーカー。アウトドアウォッチのブランドはPRO TREK(プロトレック)。
カシオ プロトレック PRW-7000シリーズ
デジタル/アナログコンビモデルであり、タフソーラー、電波時計を兼ね備えたアウトドアウォッチ。落ち着いたデザインが大人の雰囲気を漂わせ、普段使いでもカッコイイです。トリプルセンサーVer.3という新開発の小型磁気センサーと、より計測精度を高めた圧力センサーを搭載。この新型センサーと処理能力を向上させたカシオ独自のセンサーICを組み合わせることにより、トリプルセンサーの機能が飛躍的に向上しています。
もうPRW-7000シリーズは「敵なし」だと思います。私も欲しいです。
カシオ プロトレック PRW-3510シリーズ
タフソーラー、電波時計を兼ね備えたデジタルモデルのアウトドアウォッチ。液晶は高い視認性を誇るSTN液晶を採用。PRW-7000シリーズと同様にトリプルセンサーVer.3を搭載し、方位、高度・気圧、温度の計測性能は文句なし。
カシオ プロトレック PRG-330シリーズ
PRG-330シリーズは多様な色のモデルがラインナップされており、お気に入りの色を選ぶことができます。 電波時計ではない点が上位モデルと異なりますが、方位、高度・気圧、温度を計測するトリプルセンサーVer.3は上位モデルと同じであり、それらの機能をワンプッシュで計測可能なダイレクト計測ボタン、タフソーラー等を搭載。高い機能性はそのままに、アウトドアファッションでも活躍するNewモデルです。
SUUNTO(スント)
1936年にフィンランドでコンパスメーカーとして誕生しました。その後、アウトドアウォッチメーカーとして世界的企業になっています。このメーカーの登山用時計はデザインが良いです。現在(2019年)のアウトドアウォッチのラインナップを見ると、GPS付き腕時計にシフトしています。
SUUNTO CORE(スント コア)
スッキリしたデザイン、見やすい文字盤など、普段使いでもカッコイイと思います。スント コアシリーズは多様なデザインがありますので、感性にマッチするモデルが見つかる可能性が高いです。ラインナップはデジタル時計のみ。ボタン電池式ですが自分で交換可能です。
SEIKO(セイコー)
説明する必要ないと思いますが、日本の時計メーカー。アウトドアウォッチのブランドはProspex(プロスペックス)。
セイコー プロスペックス ランドトレーサー SBEM003
ソーラー駆動方式を採用し、方位、気圧、高度、温度の計測機能を備えた登山用腕時計。ランドトレーサーの最大の特徴は、セイコー独自のフィールドログ機能。ランドトレーサーとスマホをBluetoothで接続し、ランドトレーサーで取得した高度情報とスマホで取得した位置情報を連携し、利用者の行動軌跡をGoogleマップに3Dで表示するというもの。GPS付き登山用腕時計では電池残量が課題ですが、ランドトレーサーはスマホと連携する方式とすることで、この様な課題を解決しています。
セイコー プロスペックス アルピニスト SBEB003
ソーラー駆動方式を採用し、方位、気圧、高度、温度の計測機能を備えた登山用腕時計。登高スピードを確認できるため、ペースを確認しながら登山することができます。
LAD WEATHER(ラドウェザー)
2009年に日本とアメリカで共同開発されたアウトドアブランド。リーズナブルが商品が多いです。
ラドウェザー センサーマスター lad004
ドイツ製センサーを搭載し、方位、気圧、高度、気温の計測機能を装備しています。3気圧防水と防水機能は他メーカーに劣りますが、登山用腕時計をこの価格で手にすることができるとは、嬉しいですね。ボタン電池式ですが自分で交換しようと思えばできます(工具等は必要)。
ラドウェザー ウェザーマスター lad002
スイス製センサーを搭載し、方位、気圧、高度、気温の計測機能を装備しています。ただしこちらは1気圧防水。ボタン電池式ですが自分で交換しようと思えばできます(工具等は必要)。
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