登山のための車選び(その2)

エッセイ
この記事は約5分で読めます。

2年程前に「登山のための車選び」という記事を書きました。
その記事では車を選ぶ際のポイントを整理し、登山向けの車で重要なのは「高速道路」をいかに楽に走れるかということを述べさせていただきました。

その当時から2年も経過したこともあり、その間、実際に私も車を買い替えまして、私の車選びのポイントは間違っていなかったと確信を得ましたので、そのあたりについても整理して記載致します。

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ポイントのおさらい

自宅から登山口までの移動で重要なポイントは、「高速道路をいかに楽にするか」になります。
そのため、私の考える登山に適した車種は、ボディー形状はツーリングワゴンタイプで4~5名乗車、引き締まった足回りと硬めのシートを持っている車になります。

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なぜツーリングワゴンを推すのか?

SUVに比べて低い車高のため高速道路やワインディングで安定感がある点と、車高が低いので乗降しやすい点、リアハッチを開けると荷室に座ってソックスを履いたりできる点が挙げられます。

一方、SUVは車高が高いため、例えば平らではない穴ぼこがたくさん空いたような悪路を走れることにメリットがあるとは思います。あと、着座位置が高いので見晴らしが良い点もメリットかと思います。

ですが、先にも述べました通り、登山口までの移動で重要なポイントは「高速道路をいかに楽にするか」になりますので、ツーリングワゴンタイプの車が適していると言えるでしょう。

実際にどんな車を選んだのか?

ツーリングワゴンが良いと親父のたわごとの様に何度も述べておりますが、実際に私がどんな車を乗っているのか気になる方もいらっしゃるかと思いますので軽めに紹介致します。

私が選んだ車は、2016年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント(B8型)になります。昨年2022年に6年落ちの中古車を購入しました。

ヨーロッパ車なので、ガソリンはハイオクになります。
ですが、燃費が結構良くて、1回の山行で概ね18km~20km/Lの燃費になります。ハイブリッドではなく普通のレシプロエンジンの1400ccターボです。

リアシートの足元が広めなので大人4人が乗っても余裕があり、荷室も広く、登山の荷物も4人分が楽に乗ります。ザックと靴を別々に載せても余裕があります。

足回りは引き締まったセッティングになっており、シートもやや硬めで、長時間乗っていても腰が痛くなるとか、お尻が痛くなるとかはありません。リアシートに乗っている人からも「乗り心地が実に良い」と感想をいただいております。

肝心の走りについてですが、高速道路ではまさに吸い付くような安定感があります。ハンドルが重くなるのか定かではありませんが、どしっとした感じで、どこまでも走れそうな安定感と安心感があります。このフィーリングを文言にするのがはなはだ難しいのですが、以前に私が乗っていたマークXジオよりも安定感があります。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)が標準装備されており、アクセルとブレーキを車のコンピュータが制御してくれますので、高速道路ではスゴク楽な運転ができます。

一方、気に入らない点としては、エンジンブレーキがあまり効かない点があげられます。急な下り坂だと2速でも回転数が5千回転を越えてしまうこともあります。ロータリーエンジンの様にエンジンブレーキが効きません。

具体的にはどんな車種が良いか?

私の選んだ車についてはさておき、具体的にどんな車種が良いのかを下記に整理致します。

  • フォルクスワーゲン パサートヴァリアント
  • フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント
  • マツダ MAZDA6ワゴン(アテンザワゴン)
  • スバル レヴォーグ
  • トヨタ カローラツーリング
  • トヨタ アベンシスワゴン
  • メルセデスベンツ Cクラスステーションワゴン
  • BMW 3シリーズツーリング
  • アウディ A4アバント
  • ボルボ V60

こんな感じで半分以上が外車になります。そう、国産車にはツーリングワゴンタイプの車種が上記に記載した4車種しかないのです。。。寂しいですね。

外車だと故障が心配という方が多いかと思います。部品代が高く、工賃も高いイメージがありますよね。その様な方は、新車購入で5年保証を付けるか、ディーラーの認定中古車にすると2年保証などが付けられますので安心感はあります。

私は、オークション代行で査定票を見ただけで選びました。ほぼノールックって感じです。あまりお勧めできる買い方ではないです。。。外車ノールック購入をやってみたいチャレンジャーにだけ進めます^^;
メルセデス、BMW、アウディなどと比較すると、フォルクスワーゲンは元の価格が低いので部品代もそれほど高くない印象もあり、壊れた時はディーラーじゃない近くの整備工場で直せばいいや的な考えでいます。断られたらディーラーに持っていくしかないですが。

一方、ネットを見るとフォルクスワーゲンは、DSGが壊れるとか、壊れたら高額とか、ビビる様な記事が見受けられますがビビっていたら乗れません。ビビる人は国産車を選ぶか、新車や認定中古車の保証付きで購入された方が無難かと思います。

ちなみに2023年7月現在、購入後1年を経過しましたが、今のところ故障はゼロです。5000km毎にエンジンオイル交換をしているくらいです。

まとめ

なんだかまとまりのない文章になってしまい申し訳ない限りですが、みなさんの登山に適した車を選ぶ際の一助になれば幸いです。

何度も書きますが、ポイントは「高速道路をいかに楽に走るか」です。
これができる車だと体への負担がスゴク減ります。
片道250km以上運転し、山に登り、下山後に温泉に浸かり、夕食を食べ、250km以上運転して自宅に帰る。家に帰るまでが登山ですから、是非とも体への負担を減らせる車種を選択することをオススメ致します。

SUVは重心が高いため高速道路での安定感は欠けますし、コーナーでの安定感にも欠けます。車高も高いと横風にも弱いです。でも悪路は余裕で走れます。座面が高いので見晴らしは良いです。

車は高い買い物ですから、是非とも気に入った1台を購入してください。

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