そろそろ山は紅葉シーズンとなり、緊急事態宣言が解除されると登山者が増えることが想定されます。ワクチン接種したとはいえ、デルタ株などのブレークスルー感染の恐れもありますので、登山者とすれ違ったり、休憩場所、山小屋、山頂などではマスクは必要です。
私は今まで4、5種類のマスクを山で試してますが、使用中にどれも課題が顕在化してきて、しっくりこないのが実情です。例えば汗で濡れてくると呼吸がしにくくなったり、呼吸のたびに口に張り付いたりして、快適性が失われます。また、私はメガネをしているのですが、メガネのくもり止めの性能を通り越してレンズがずぶ濡れになったりすることもあります。
メガネが曇りにくくて呼吸のしやすいマスクが世の中にないのかなぁと思っていたところ、TV番組「逃走中」のハンターが使っているマスクならば、彼らがサングラスして走り回っているシチュエーションでの使用に耐えているため、登山にも使えるんじゃないかという発想に至りました。
ネットで探したところ同じタイプのマスクを見つけましたので、今回はそのレビューになります。
そもそも登山中のマスクは必要なのか?
登山中にすれ違う人のうち半数近くの人はマスクを着用されています。経験則なので山域によって異なるかもしれませんが、マスクをしていない人も多々見受けられます。
ワクチン接種が進んでいるとはいえ、ウィズコロナである以上、私はマスク着用は必要だと考えています。ディスタンスを保てば大丈夫だろうという考えもあるかと思いますが、きちんとコロナ対策されている方からすると山でマスクしてない人は気持ち悪いと感じられるかもしれません。
街中と一緒で、山でもマスクをするのはマナーだと認識しておいた方が良いと思います。
どんなマスクが良いのか?
登山中にマスクをしている方々にインタビューした訳ではないため違いがあるかもしれませんが、スポーツ用品店で売ってるスポーツメーカーの布マスクとかフェイスカバーを使用されている方が多い気がします。
登山では呼吸のしやすいマスク、つまりスポーツ用のマスクが登山には向いていると思います。が、それらのマスクはポリエステルなどの繊維でできた布マスクであり、基本的にフィルタが無いタイプです。
ソーシャルディスタンスを保っていれば、それらのマスクでも良さそうな気はしますが、私はフィルターが付いていてしっかり防御できるタイプが良いかなと思います。
それと、鼻に当たる部分から息が漏らさないような機構があるマスクだと、メガネが曇りにくくなるため良いかなと思います。
逃走中ハンターマスクがベストチョイスと思う
この記事のプロローグで軽く書きましたが、TV番組「逃走中」のハンターが使用しているマスクが良いんじゃないかということで、ネットで探したら売ってました。
それがコチラ↓
このマスクはメッシュ構造の布マスクで、内側に5層構造のフィルタが付いています。
写真で分かるように鼻の部分に柔らかい金属的なものが付いており、マスクを鼻の形にピッタリフィットさせることができます。
それと、口付近に特徴的なプラスチック状の丸いものが左右に付いていますが、これは排気用のワンウェイバルブになります。後ほど詳しく説明します。
写真↑は、マスクの内側を撮影したものになります。白く見えるのが五層構造のフィルタです。
私が購入したマスクのフィルタはKN95準拠品になります。
交換用のフィルタも販売されているので、併せて購入しておくと良いと思います。
黒い丸が2つ見えますが、これは外側から見える特徴的なプラスチック状の丸いものと繋がっていて、吐く息だけが通過するワンウェイバルブ構造になっています。
つまり、このバルブを通してマスク内の息が大気開放され、マスクの周りから漏れる息が減ることでメガネが曇りにくくなります。
一方、息を吸う時はワンウェイバルブが閉ざされ、白いKN95フィルタ部分を通過したピュアな空気を吸うことができる機構になっています。
それから、マスクが立体構造になっているため、息を吸う時に口に張り付くようなことはありません。
写真↑から分かりますが、通常のマスクと異なった形状をしているのが特徴となっています。
後頭部に当たる部分がベルクロになっていて、このベルクロの締め具合でマスクの顔への密着具合を調整します。
写真↑はマスクを横から見た感じです。写真右側がマスク本体で顔に装着する部分、写真左側がベルクロで後頭部(どんのくぼ付近)に装着する部分になります。
写真中央にヒモ状のものが見えますが、ヒモ状の輪っかを耳を引っ掛ける感じで使用します。
購入するには?
私は楽天で購入しましたので、そのショップのリンクを貼っておきます。
似たような商品が多数ありますが、フィルタにこだわった方が良いだろうと思われるため、KN95やN95タイプを選んだ方が良いと思います。
マスク本体と交換フィルタは個々に注文する必要があります。私が購入した本体は、フィルタは1つしか付いていませんでした。梱包には、レビューを書くとフィルタを2枚プレゼントする的な紙が入っていましたが、2枚じゃ到底足りませんので。
さいごに
私の住んでいる茨城県は現在緊急事態宣言中であるため不要不急の外出を控えるという事で、レジャーに値する登山を控えています。
したがいまして、このマスクを実際に登山で使用するのは緊急事態宣言が解除されてからになりますが、その際には改めて良い点、悪い点をレビュー致します。
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