改めて気づいた一眼レフカメラの楽しさ

登山カメラ
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山カメラとしてRICOH GR3を推している私ですが、約10か月ぶりに一眼レフカメラを山に持ち出して撮影しました。

一眼レフカメラのシャッターを10か月間きっていなかった訳ですが、久々に一眼レフカメラのシャッターボタンを押下した時の「音」と「メカニカルな感触」が心地よくて「写真ってこんなに楽しかったっけ?」と改めて気づくことがありました。

そんなこともあり、一眼レフカメラについての思いを書きたいと思います。

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山では「軽さは正義」なハズだが?

山行では荷物を少しでも軽くして体への負担を少なくすることが基本であり、重いものを見直して軽くなった分の水を持っていくべきという考えがあります。まぁ、荷物を軽くすることにこだわる前に、基礎体力を向上させるトレーニングの方が重要とは思いますが。。。

それはそうと、カメラって登山に必須なアイテムでは無いため山に持っていく必要は無いわけですが、思い出や記録、はたまた作品として写真を残しておきたい、スマホクオリティではなくもっと上のクオリティの写真を残しておきたいと考える人も居る訳で、山に持っていくカメラは何が良いのか悩むわけです。

「軽さは正義」理論からすると、カメラは軽くて写りが良いものを選択したいという結論に至り、昨今進化の目覚ましいミラーレス一眼が第一候補になってきます。ですが、ミラーレス一眼は、カメラ本体は一眼レフカメラよりも小型軽量になっていますが、レンズの重さはほとんど変わりません。また、山写真は望遠よりも広角の画角で撮影することが圧倒的に多く、であれば広角レンズを搭載し、大きな画像センサーを搭載したコンデジが良いんじゃないかという考えに至る訳です。

そう、その様な考えで私はRICOH GR3を山カメラとして推している訳ですが、ここにきて重くて大きい一眼レフカメラの魅力に改めて気づいてしまい、山カメラって一体何が良いのかを整理する必要が出てきました。

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一眼レフカメラの楽しさって何?

文章を書くときには「起・承・転・結」が大切というのは小学校か中学校で習った気がしますが、いざ文章を書くとなるとコレがなかなか難しく、考えていても時間が刻一刻と過ぎ去る訳で、もっと国語の勉強や読書をしてくれば良かったと後悔の念に駆られます。

話しが脱線したので元に戻します。

一眼レフカメラを使用したことのある方は分かると思いますが、シャッターボタンを押した時の「カシャ」とか「カシャン」というシャッター音とメカニカルな感触を感じることができるのが特徴の1つに上げられます。

ミラーレス一眼にもシャッター機構がありますが、一眼レフ機と比べると「カシッ」とか「カッ」って感じでシャッター音は小さいです。一眼レフ機は、シャッターとミラーが同時に動き、このミラーの作動音がデカイのです。
ちなみにコンデジは、ミラーレス一眼よりもシャッター音は小さく「カッ」とか「チッ」って感じです。

※音を文章で表現するのは難しいですねぇ。なんとなく伝わってくれれば幸いです。

要するに何を言いたいかですが、一眼レフカメラの特徴の1つであるシャッターボタンを押した時のシャッター音、つまりミラーの作動音を耳で感じ、ミラーが上下する時の微細な振動を手で感じられるのが楽しいのです。そう、アナログな感じが良いのです。

一眼レフ機を長く使用している人がコンデジに変更し、「カッ」とか「チッ」の音に慣れてしまった状態において、一眼レフ機の「カシャン」という音と微細な振動を感じると、私と同じように「おおぉっ、なんか楽しいじゃないか」と思う事でしょう。きっと。

車に例えるなら一眼レフカメラはクラッチ付きのマニュアルミッション車、ミラーレス一眼カメラはパドルシフト付き、コンデジはオートマ車って感じでしょうか。

重い一眼レフカメラを山で使うには?

一眼レフカメラは他の種類のカメラよりも重くて「軽さは正義」理論に反するのですが、使用するレンズの重量を軽くすれば良いんじゃないかという考えも出てくる訳です。

カメラ本体+レンズの重量がミラーレスカメラに近しくなれば、あとはトレーニングで基礎体力を向上することで、実質プラマイゼロに持ち込めることでしょう。さらに、シャッターを切る楽しさも味わえるし最高ですよね。

レンズを軽くするのはどうすれば良いかですが、私の一眼レフカメラを例にします。
私は16-50ミリ F2.8の明るいレンズを装着していますが、F2.8なのでレンズがデカくて重いです。ですが、風景写真はF8~F14などのパンフォーカスでの撮影が多いため、F2.8ではなくF4などのズームレンズにすることでレンズを小さく軽くすることができそうです。

または、割り切りが必要となりますが、ズームレンズではなく単焦点でも小型のレンズにするともっと軽くすることができそうです。

具体的な例で説明します。
現在使用しているレンズがsmc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM(↓)。
このレンズの重量は565グラムあります。

それをHD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR(↓)にすると、このレンズの重量は283グラム。smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8よりも282グラムの軽量化となります。カメラ本体(PENTAX K-S2)の重量は618グラムなので合計900グラム。

もしくは小型の単焦点レンズ HD PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited(↓)にすると、このレンズの重量は134グラム。smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8よりも431グラムの軽量化となります。カメラ本体(PENTAX K-S2)の重量は618グラムなので合計752グラム。

APS-Cのミラーレス一眼の重量には及びませんが、1000グラムを切る重量になるので、あとは基礎体力の向上を行い実質プラマイゼロに持ち込めばOKでしょう。

山カメラについて整理する

支離滅裂な文章で理解し難いと思われますが、ここまで読んでくださりありがとうございます。
この辺で、山カメラってどうするのが良いのかを整理してみます。

初めて山用カメラを購入する方

初めて山用カメラを購入する方は、高級コンデジかミラーレス一眼を選択するのが良いと思います。
一眼レフカメラは、どうしても興味のある人向けになるかと思います。

一眼レフカメラからの買い替えを検討している方

「軽さは正義」で高級コンデジかミラーレス一眼を選択することになると思われますが、私よりもベテランの方になると思いますので、ご自身のお考えに沿って決めて頂ければと思います。

一眼レフカメラのアナログ感が忘れられない方

「一眼レフカメラ+軽いレンズ」の一択になるかと思います。
なお、現在お使いのミラーレス一眼や高級コンデジとの2台体制で、運用をどうするか決める必要がありそうです。

コンデジからの買い替えを検討している方

ミラーレス一眼または高級コンデジの選択になると思います。
あえて一眼レフカメラを選択する必要は無いと思います。

シャッター音の心地よさを求める方

ライカ一択になるかと。カメラ好きの行きつくところはココだと思います。
岩などにぶつけるリスクがありますが、そんな事に恐れぬ潔さがあるとカッコイイです。

まとめ

つらつらと思ったことを書きなぐってしまいましたが、結論としましては、「ご自身の気に入ったカメラを買いましょう」ってことになります。

「知り合いに進められたモデルのカメラを購入したけど、あっちのモデルの方が良かったんだよなぁ」的な後悔をしてもしょうがないので、とことん熟考し、ご自身で決めたカメラを購入するのが良いと思います。

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