登山で参考にする天気予報サイト

登山入門(ノウハウ)
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私は、土曜日に登山を計画している場合は、木曜日の夜には決行するか中止するかの態度を決定する様にしています。

それは何故か?

それは、土曜日のAM2時、3時には出発するため、金曜日の夕方あたりに態度決定するのは、準備とかその他もろもろを考慮すると遅いと考えているためです。

そのためには信頼できる天気予報が必要であり、私がどのような天気予報サイトで情報を得て態度を決定しているのかを今回は記事に致します。

是非、みなさんの計画を決定する際の一助になればと思います。

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天気予報で気にしていること

晴れなのか?雨なのか?曇りなのか?を気にするのは、登山に行かなくても出かけるときは誰でも気にしますよね。

しかし登山は市街地ではなく山の上で活動しますので、晴れ?雨?の情報だけではなく、もっと多くのことを気にする必要があります。

では、何を気にすれば良いのかですが、私は主に下記にリストすることを気にしています。

  • 天気(晴れ?雨?曇り?キリ?)
  • 降水確率
  • 降水量
  • 風の強さ
  • 雷が発生しそうか
  • 山頂付近の気温

基本的には雨予報の時は中止にしますが、昼前には晴れる予報であり、それまでの降水量が少ない場合は行くこともあります。

カッパを着て登山するのは拷問に近いものがありますし、降水量が多いと、ぬかるみや岩が滑りやすくなってケガをするリスクが高い、渡渉(川を渡る)が困難になるなど、雨の日は良いことは無いです。

条件によっては、雨雲を突き抜けて360度の雲海が見えたこともありましたが、それを狙って行くのはどうかと思います。

晴れ予報でも、風速15メートルなどの予報の場合は中止にします。森林限界を超えて稜線に出たけど爆風だと歩くのが困難であり、吹き飛ばされるリスクがあります。体重の軽い女性の方だとマジで吹き飛ばされると思います。風はなめない方が良いです。

山で一番怖いのが雷です。山では逃げる場所が避難小屋しか無いため、山行中に雷が鳴り始めたら運に任せるしかありません。私は未だ経験したことは無いのですが、下界ではイナズマは縦(上から下)ですが、山の上だと横に走るそうです。想像するだけで恐ろしいです。

午後に落雷注意の予報があることが多いので、午前中には山頂を踏んで下山開始する計画にします。
午前中も落雷注意の予報があったら中止にします。

山頂付近で休憩を取ることが多いため、山頂付近の気温を気にします。
気温が低い予報の場合はインナーフリース、ハードシェル、手袋を持参します。

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参考にしている天気予報サイト

山の天気予報 ヤマテン(有料サイト)

出典:株式会社ヤマテン

山の天気予報 ヤマテン

私は、ここ3年くらいはヤマテンを使用しています。会員制で月額税込み330円です。

有料サイトだと敬遠する方もいらっしゃるかと思いますが、ヤマテンの予報は的中率が高いため私は重宝しています。登山する人なら会員になった方が良いと思います。オススメです。

会員になると、毎週木曜日の昼頃にメールが届き、オススメ山域や大荒れ情報などの気象予報士の解説を知ることができます。

木曜日の夕方には、会員専用サイトでより詳しい予報を得ることができます。気象予報士の解説は、こういう条件のためにこの様な予報になるということが分かり、大変勉強になります。

得られる情報としては、日本の18山域と59山の山頂の天気、気温、風向き、風速の予報を6時間単位で翌々日まで得ることができます。低山については、その山がズバリの予報はありませんが、近くの山域から想定することができます。なお「この様に想定すると良いですよ」というアドバイス的な情報は記載されています。

なお、里山しか登らないという人には得られる情報が合致しないと思われ、会員になる必要はないかと思います。

てんきとくらす(無料サイト)

出典:日本気象株式会社

高原・山の天気 てんきとくらす

ヤマテンに出会う前は「てんきとくらす」を使用していました。
今でも100%信用していないのですが、参考程度で使用させていただいております。
登山をやる方で、このサイトを参考にしている人は多いのではないかと思います。

使い方は簡単で、「エリア > 都道府県 > 山」の順番でドリルダウンして、山の天気予報を得ることができます。

低山や里山は、天気、気温、降水量、風の情報を得られます。
高度がある山については、それらに加え「A、B、C」の3段階(Aが良くてCが悪い)の登山指数を3時間単位で得ることができます。気象予報士の解説などはありません。

私の所感ですが、このサイトの予報は100%信用しない方が良いです。風の予報は当たる気はしますが、天気や登山指数で判断すると「う~ん」って感じることがあります。

毎回ではないですが、ときどきそう感じることがある

なお、低山や里山の天気予報は概ね当たると思いますので、そっち方面の山行の場合は参考にすると良いと思います。私はその様な使い分けをしています。

まとめ

登山において天気予報はスゴク重要です。
特に高い山を登る場合は、天気予報に神経を尖らせる必要があります。

登山向けと称する色んな天気予報サイトがありますが、それら色んなサイトを見て判断しようとしても、結局は自分に都合の良い情報を選んで判断してしまうことになると思います。

昔の私がそうでした。
どうしてもその山に登りたいため、天気が良い予報のサイトを見つけると、それを「正」として判断してしまう傾向が強かったのです。

ですが、ヤマテンに出会い、精度の高い情報を得ることが出来るようになり、また、気象予報士の解説から学ぶことも多々あり、何かと恩恵を受けています。

ということで、私は「ヤマテン」メインで、低山と里山は「てんきとくらす」を参考にしています。
なお、他のサイトは見ません。

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