概要
那須岳は今回で多分6回目だと思うが、登山道が沢山あるため山行計画で悩むのだが、これがまた楽しい。今回は山頂を踏まず、登山者の多い三本槍岳への主脈から外れ、隠居倉から三斗小屋温泉に向かい、紅葉で有名な姥ヶ平(うばがだいら)を経由して峰の茶屋に戻ってくるルートにしてみた。主脈の登山道から外れると登山者が少なく、静かな山歩きを楽しめる良いコースだった。静かな登山が好きな方に是非ともご紹介します。
山行日付 | 2020年10月24日 土曜日 曇りのち晴れ |
コース | 峠の茶屋 ⇒ 峰の茶屋跡 ⇒ 熊見曽根 ⇒ 隠居倉 ⇒ 三斗小屋温泉 ⇒ 姥ヶ平 ⇒ 牛ヶ首 ⇒ 峰の茶屋跡 ⇒ 峠の茶屋 |
スタート時間 | 午前6時 |
ゴール時間 | 午後13時半 |
駐車場 | 峠の茶屋駐車場 160台 無料 ※紅葉時期を過ぎていても朝6時ちょい前でほぼ満車。満車の場合は少し下った大丸園地の駐車場を利用。ここも満車の場合は駐車場は無さそうな気がする。 ※大丸駐車場から峰の茶屋まで登山道が整備されている。 |
日帰り温泉 | 那須大丸ガーデン ※大丸園地の駐車場に隣接しているお土産屋の中にある。小さい風呂だが源泉かけ流しでお湯は素晴らしい。なお、何度か利用しているが混雑していたことは無い。 |
登山ルート図(出典:国土地理院 地理院地図Vector)
山行記録
峠の茶屋駐車場
2020年10月24日は紅葉のピークを暫く過ぎていましたが、朝6時ちょい前で満車です。
トイレは駐車場の端にあります。
那須岳登山口
登山指導所で登山届を記入・提出し、そのすぐ先が那須岳登山口になります。鳥居をくぐってスタートします。
紅葉も終わり
登り始めの辺りでも紅葉が終わりかけらしく、赤や黄色ではなく茶色でした。
この日は天気が曇りでしたが、雲がだいぶ低い位置にかかっています。
コントラストが良い
笹の緑とのコントラストが良いですよね。私が気に入っている一枚。RAWファイルでコントラストを調整すると、もっと綺麗にできると思われます。
ここから雲の中
この日は雲が低かったので、登山道は雲の中に突入していきます。
霧氷?エビの尻尾?
峰の小屋付近にくると、体重の軽い人は飛ばされてしまうような爆風、かつ冷蔵庫の様に冷たかったです。
当初は朝日岳山頂を踏む計画でしたが、爆風で足元しか見えないコンディションのため朝日岳はエスケープしました。
木々には写真のように氷が付着していました。
隠居倉(1,819m)
熊見曽根の分岐を左手に進むと隠居倉に着きます。分岐を直進すると三本槍方面に行きます。
隠居倉からは天気が良いと那須岳と姥ヶ平の眺望が素晴らしいのですが、この日は雲の中で何も見えず。峰の茶屋から隠居倉の間では冷たい爆風のため霧氷の写真以外は撮影しませんでした。
一瞬の日差し
隠居倉から三斗小屋温泉に向かって下っているとき、雲の切れ間から一瞬の日差しが入り紅葉が照らされました。
三斗小屋温泉の源泉
噴煙というか水蒸気が、フゥオーという音とともにモクモクと噴き出しています。写真では伝わりにくいのですが、実際には結構な迫力があります。
三斗小屋温泉に着いた
源泉から下ってくると神社があり、参拝してさらに下ると三斗小屋温泉に着きます。
秘湯の雰囲気
振り返っての一枚。ここまで歩いてこないと三斗小屋温泉には入れません。まさに秘湯です。いつか泊まってみたいですね。
テン場もあり5張り位は張れそうです。
紅葉が残っていた
概ねが落葉していますが、まだ少しだけ残っている木々がありました。紅葉がピークの頃はさぞかし綺麗だと推測できます。
青空が見えてきた
早朝の冷たい爆風が幻であったかのように、天気が回復して青空が出てきました。紅葉は太陽光が当たると美しいです。
沼原との分岐
この分岐までくると姥ヶ平はもうすぐ。写真では分かり難いですが、この道しるべは大きいんです。
姥ヶ平の岩
この岩に名称が付いているのか知りませんが、ひょこっと大岩が飛び出しています。通りかかった人に教えて頂いたのですが、この岩に登って茶臼岳の撮影をする人が居るそうです。岩までの登山道は無いため、本来は行ってはいけない場所のはず。
ひょうたん池から見た茶臼岳
ひょうたん池までは木道が整備されており、突き当りには小さいがデッキ状の場所があります。8名程度でいっぱいになる大きさです。
姥ヶ平は名前の通りたいら
植木のある庭園の様な感じの姥ヶ平。机と椅子が4か所程あり、茶臼岳の眺めも良く、休憩するには良い場所です。
昼休憩
リゾッタ+クリームパスタ+卵スープが昼飯。作るのが簡単、美味しい、片付けも簡単でマイブームになってます。この組み合わせは皆さんにもオススメします。
私のコッヘルは、使い込んでチタンに焼きが入り良い風合いになってきました。
峰の茶屋跡が見えてきた
早朝とは異なり天気が回復し、朝日岳がくっきりと見え、那須のランドマーク的な峰の茶屋跡の赤い屋根がはっきり見えます。峰の茶屋跡の前からのびる、なだらかな傾斜の登山道を下りきるとゴールです。
山と高原地図
山を登る時は地図を持って行きましょう。山と高原地図は、登山道のポイントごとに所要時間が記載されており、計画を立てる上で大変参考になります。地図以外にも小冊子が付属しており、そこにはコースガイドが記載され、こちらも大変参考になります。
コメント