概要
男体山登拝は恐らく7回目になるかと思いますが、何度登ろうが登山というよりも修行している様な感覚になる山です。なぜその様な感覚になるかですが、登山道の様子が 樹林帯 ⇒ アスファルト ⇒ 樹林帯 ⇒ ガレ場 ⇒ 岩場 ⇒ ザレ場 と変化にとみ、登って行くにつれて傾斜が強くなり、自分との闘い、いや自然と対峙しながら登拝するためだろうと私は考えています。スタート地点の二荒山神社中宮が標高1,274メートル、男体山山頂は2,486メートル、つまり1,212メートルも高度を上げる必要があり手強いです。
それから、登山ではなく登拝と書いたのは、男体山は二荒山神社の御神体であり、二荒山神社で登拝の手続き(登拝料1,000円)をしてから登り始めることができます。
登山道は、二荒山神社中宮と山頂のピストンになります。別の登山道として、男体山北側の志津小屋と山頂のピストンコースもありますが、私はそのコースを登ったことはありません。
男体山は山頂から見渡す景色が毎回異なるため、今回はどんな景色が見られるのかを楽しみにして修行をしながら山頂を目指す、これに尽きます。360度の雲海が見られた時もありました。その時は雲海から日光白根山、皇海山(すかいさん)が頭を出しており、「ザ・雲海」という景観でした。足元しか見えない様な真っ白の時もありました。また、雲一つ無く、中禅寺湖、戦場ヶ原、日光白根山、皇海山が良く見え、遠くにはカムチャッカ半島が見えるかのごとくクリアな時もありました。
これを読んでいる皆さんも、是非修行を楽しみながら登拝してみてください。
山行日付 | 2020年10月31日 土曜日 晴れ |
コース | 日光二荒山神社中宮 ⇔ 山頂 ※登拝料1,000円(子供無料) |
スタート時間 | 6時40分 |
ゴール時間 | 13時30分 |
駐車場 | 日光二荒山神社中宮の登山者用駐車場(50台程度) 満車の場合は「県営湖畔第1駐車場」を利用(徒歩5分程度) |
日帰り温泉 | やしおの湯 ※いろは坂を下り少し走ったところ |
その他 | 男体山は、4月25日~11月11日の登山期間しか登れません。 志津小屋コースも同じです。 詳しくは日光二荒山神社ホームページへ |
登山ルート図(出典:国土地理院 地理院地図Vector)
山行記録
日光二荒山神社中宮
登拝手続きを行い1,000円支払う。2019年は500円だったが2020年から1,000円に値上がりした(一方、子供は無料になった)。
途中にトイレは無いため、登拝前にスタンバっておくこと。
3合目と4合目の間
3合目までは樹林帯だが、3合目から4合目は保全用のアスファルトを歩く。途中に開けたカーブがあり、天気が良いと中禅寺湖が良く見える。
4合目から本格的に
写真の右端に鳥居があり、そこが4合目になる。鳥居の前は開けており、休憩をとることができる。3合目で休憩するよりは、アスファルトとがなだらかなので4合目まで歩いてから休憩した方が良いと思う。
5合目で一息
5合目は避難小屋というか物置小屋があるが、そのちょい先から中禅寺湖と半月山が良く見えるポイントがある。
8合目 瀧尾神社
6合目、7合目は、修行に集中していたため写真なし。
8合目には瀧尾神社(たきのおじんじゃ)があり、社務所というか小屋がある。7月か8月の祭りにおいて、この小屋でお札か何かが配られると聞いたことがある。
この神社の30m程度先に登山者の邪魔にならずに休憩できる場所がある。見晴らしも良い。
森林限界を超える
9合目から少し登ると森林限界を超え、天気が良いと左の写真の様な景色が飛び込んでくる。
ここに来るまでが急登で、アキレス腱が伸びきるかの如くだ。
写真撮りまくり
10合目まではもう少しなのだが、この様な景観だと写真撮りまくりっす。中禅寺湖と戦場ヶ原がクリアで、自然の雄大さを感じる。写真の右奥に日光白根山、左奥に皇海山(すかいさん)が見える。
太郎神社が見えた
天気が良い日は、10合目手前からでも左側に太郎神社が見える。ガスっていたりすると見えないため、太郎神社の存在を知らずに下山する人も居る。
10合目
10合目の鳥居をくぐると、目の前に二荒山神社奥宮があり、左手の方に行くと写真の二荒山大神の像がある。ガスっているとこの像の存在を知らずに下山することになる。
この像の西側にさらに奥に行く道があり、そこを下っていくと太郎神社に行く。
太郎神社と日光白根山
太郎神社からは、戦場ヶ原、日光白根山が良く見える。もちろん中禅寺湖も。
記念撮影用?
二荒山神社奥宮を右手に行くと、山頂の手前に記念撮影用と思われる山標がある。写真奥に棒らしき物が見えるだろうか。そこが一番標高が高い場所になる。なお、棒のように見えるのは剣で、岩に突き刺さっている。三角点はさらにその奥にある。
輝きすぎだ
太陽が剣にリフレクションするのを狙って撮ってみたが、絞りすぎたらしく物凄く輝いてしまった。光芒(こうぼう)を通り越している。
剣に最強の呪文が浮かび上がっているんじゃないかとワクワクしていたが、写真を見たらそんなことは無かった。
光の加減で印象が異なる
登りの時よりも太陽が南側に位置しているため、印象がだいぶ異なっている。
幾重にも重なった山並みが美しい。
勾配があるため、下りはゆっくり目に歩いた方が何かと良い。飛ばすと太ももに負担が掛り、2日後位にモノスゴイ筋肉痛に見舞われることになるだろう。階段の下りは手すりが必要になるほどの強烈なやつに。
おすすめの一品
登山の昼飯には、アマノフーズの三ツ星キッチンパスタの持参をオススメします。おすすめする理由は下記の通り。
- フリーズドライなので軽い。
- 美味しい。
- 1つ当りの水の使用量が100ml。
- 出来上がりまで、わずか1分。
1袋では小腹を満たす程度なので、モンベルのリゾッタと合わせて持参すると丁度良いです。
私は「モンベルのリゾッタ + アマノフーズ 三ツ星キッチンパスタ」の組み合わせにハマっていて、何が良いかって、お湯を沸かして3分程度で食べられることと、後片付けが簡単でリゾッタの袋の中にゴミを詰め込んでしまうと、汚れも匂いもなくスッキリすることが挙げられます。あっ、書き損じましたが、美味しいこともポイントです。
「モンベルのリゾッタ + アマノフーズ 三ツ星キッチンパスタ」、是非一度お試しください。
それと、スプーンは付いてないため忘れずに持参ください。
山と高原地図
山を登る時は地図を持って行きましょう。山と高原地図は、登山道のポイントごとに所要時間が記載されており、計画を立てる上で大変参考になります。地図以外にも小冊子が付属しており、そこにはコースガイドが記載され、こちらも大変参考になります。
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