この度、「HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE」という超望遠ズームレンズの中古を購入しまして、それを持って日光男体山に登ってきましたのでレポート致します。
今までは山行概要、登山ルート、山行記録などを記載していましたが、今回からそれらはヤマレコに記載することにしまして、こちらのブログではフォトトレッキングの要素を強めていこうと思います。
私の利用しているPENTAX一眼レフ機の作例と設定値などについても記載していきたいと思いますので、何かのヒントになれば幸いです。
山行概要など
今回からヤマレコに記載することにしましたので、そちらへのリンクを載せておきます。
なぜ山で超望遠ズームを使用する考えになったのか?
登山で使用するカメラのレンズは、ダイナミックな写真が撮れる広角レンズが良いとず~っと思っていました。それで、RICOH GR3の28ミリで十分だと考え、しばらく使用していました。
しかし、老眼の進行によりRICOH GR3の背面液晶が良く見えず、写真の都度メガネを替えるのも面倒なため、以前使用していたPENTAXの一眼レフカメラに戻すことにしました。
一眼レフ機のレンズは「smc PENTAX-DA * 16-50 F2.8 ED AL[IF] SDM」ですが、明るいレンズなのですこぶる重い。重いわりにRICOH GR3の様な絵では撮れず、なんだかなぁと悩んでいました。
また、一眼レフ機のメリットは何なのだろうか?重いカメラ+レンズを持って登山する意味は何なのだろうか?とも考える日々が続きました。
そこで私が出した答えが下記になります。
- 広角と標準の焦点距離はスマホカメラで良い。今のスマホカメラは優秀だ。
- 超望遠の焦点距離は、レンズ交換できるカメラに優位性がある。
- 超望遠だと主題が決めやすいため、扱いやすいのではないか。
- 超望遠の圧縮効果を使った写真は、迫力もあるし良い感じかも。スマホでは撮れないし。
こんな感じですが、理屈云々よりも作例を見れば一目瞭然となりますので、つぎーーー。
フォトトレッキング ギャラリー
カメラ:PENTAX K-S2、レンズ:HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
焦点距離:300ミリ、SS:1/320sec、F6.3、ISO:200、WB:マルチパターンオート
露出補正:-0.3
カスタムイメージ:ほのか「彩度:+2、キー:-1、コントラスト:+4、ファインシャープネス:+1、調色:シアン」
五合目から中禅寺湖の湖面を何かが動いているのが見え、300ミリにズームして、手振れしない様に息を止め、脇を締めて撮影しました^^;
カメラ:PENTAX K-S2、レンズ:HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
焦点距離:98ミリ、SS:1/160sec、F8、ISO:200、WB:マルチパターンオート
露出補正:-0.3
カスタムイメージ:ほのか「彩度:+2、キー:-1、コントラスト:+4、ファインシャープネス:+1、調色:シアン」
7合目手前の岩場で多くの登山者が登っているところを撮影しました。傾斜感が伝わってきます。
カメラ:PENTAX K-S2、レンズ:HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
焦点距離:55ミリ、SS:1/160sec、F8、ISO:100、WB:マルチパターンオート
露出補正:-0.3
カスタムイメージ:ほのか「彩度:+2、キー:-1、コントラスト:+4、ファインシャープネス:+1、調色:シアン」
8行目の少し先から中禅寺湖と足尾の山々、中禅寺湖に突き出た半島の様なところに観光船が近づくのを待ちました。
カメラ:PENTAX K-S2、レンズ:HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
焦点距離:63ミリ、SS:1/250sec、F8、ISO:100、WB:マルチパターンオート
露出補正:-0.3
カスタムイメージ:ほのか「彩度:+2、キー:-1、コントラスト:+4、ファインシャープネス:+1、調色:シアン」
山頂手前の森林限界を過ぎたところから、絶壁の上にたたずむ太郎山神社、奥に残雪の燧ヶ岳が見えました。
カメラ:PENTAX K-S2、レンズ:HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
焦点距離:210ミリ、SS:1/500sec、F5.6、ISO:100、WB:マルチパターンオート
露出補正:-0.3
カスタムイメージ:鮮やか「彩度:+1、色相:+2、キー:-1、コントラスト:+2、ファインシャープネス:+1」 トリミングしてます。
山頂手前の森林限界を超えたところから、溶岩を思わせる荒々しい岩とその奥の燧ヶ岳を圧縮効果で撮りました。
カメラ:PENTAX K-S2、レンズ:HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
焦点距離:230ミリ、SS:1/500sec、F5.6、ISO:100、WB:マルチパターンオート
露出補正:-0.3
カスタムイメージ:鮮やか「彩度:+1、色相:+2、キー:-1、コントラスト:+2、ファインシャープネス:+1」
山頂手前の森林限界を超えたところから、太郎山神社とその奥に見える燧ヶ岳を圧縮効果で撮りました。
カメラ:PENTAX K-S2、レンズ:HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
焦点距離:55ミリ、SS:1/250sec、F8、ISO:100、WB:マルチパターンオート
露出補正:-0.3
カスタムイメージ:ほのか「彩度:+2、キー:-1、コントラスト:+4、ファインシャープネス:+1、調色:なし」
山頂から太郎山神社とその奥に見える日光白根山を撮りました。
まとめ
山で超望遠レンズってライチョウを撮る以外に活躍する場が無いんじゃないかと思っていましたが、実際に使ってみてその考えは誤っていたことが分かりました。
ズームで被写体に近寄ることで主題を明確にできるため、撮り高が格段に上がりました。
山で超望遠レンズってどうなのか疑問をお持ちの方は結構いらっしゃると思いますが、超望遠レンズをお使いになってみると結構感動すると思います。
ただし、広角から超望遠までカバーするレンズはそうそう無いため、広角/標準はスマホカメラにするなどの割り切りは必要になると思います。
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