那須の茶臼岳の南側に位置する南月山。ずーっと気になっていた山ですが、今回、沼原~白笹山~南月山~姥ヶ平~沼原の縦走コースを歩いてきました。
南月山と茶臼岳の稜線歩きが最大のポイントで、ここの稜線は低木などもなくて平らなので爽快感があります。爽やかな風が吹いていたら最高だと思います。
那須岳といえば茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を登る登山者が多いですが、それと比べると南月山は登山者が少ないです。なので静かな登山を楽しめます。
今回も山用カメラとして推している「RICOH GR3」で撮影してます。
概要
山行日付 | 2022年7月30日 土曜日 快晴 |
コース | 登り:沼原駐車場⇒白笹山山頂⇒南月山山頂 下り:南月山山頂⇒牛ヶ首⇒姥ヶ平⇒沼原駐車場 |
時間 | スタート:午前 7時15分 ゴール :午後13時15分 |
駐車場 | 沼原湿原駐車場 約100台 無料 |
日帰り温泉 | 日帰り温泉塩原あかつきの湯 |
登山ルート図(出典:国土地理院 地理院地図Vector)
山行記録
こちら↑が沼原湿原駐車場。
砂利敷の駐車場ですが凸凹はなく平らです。
写真右奥に建物がありますが、それはトイレです。しかし壊れている様で仮設トイレが男性用2つ、女性用2つ設置されていました。
白笹山への登山道は、駐車場に来るときに通ってきた道路の突き当りにあります。
写真↑のアスファルトの終わったところが登山口になります。
標識などが無いため分かり難いです。
登山道はこんな感じ↑の砂利敷で整備されています。
だが、、、、
綺麗な登山道はいつまでも続かず、写真↑の様な笹の中を一人分の道が通っている様な登山道になります。道標は年季が入っていて、文字が良く読めません。。。
沼原には熊が居るそうで、熊鈴を鳴らして歩いていきます。
熊鈴はザックに取り付けるのではなく、進行方向となる前方に音を響かせたいため体の前面側に取り付けます。
途中、写真↑の様な足場で組まれた橋がありますが、板が一枚どっかに行ってしまったのか不明ですが不足している様で、ちょっと歩きにくいです。
手すりがあるので有効に使いたいですが、コロナのご時世なので、触ったら手を消毒したくなりますね。
はい~、きました、写真↑のとおり笹が生い茂っていて軽い藪こぎになります。
前日に雨が降ったようで笹が濡れていて、私のズボンはびっちょりになりました。
登山道はシッカリしているので、登山道脇の笹が元気が良くて登山道に覆いかぶさるように茂っています。登山者が少なくてという感じではないです。
途中、木々の間から沼原調整池が見えました↑。
この調整池は発電用で、深夜電力で水をくみ上げておき、電力が不足する時に放水して発電に使われています。
この写真には写っていませんが、調整池よりももっと奥には深山湖(みやまこ)というダム湖があって、そこの水を使っているそうです。
こちら↑も木々の間から山並みが見えました。塩原方面の山々になるかと思います。
樹林帯の中を黙々と歩いていて、木々の間から眺望があるとホッとします。
道標ではありませんが、この様な案内板が樹木に括り付けてあります↑。
確か、ここまでは傾斜の急な個所などはありませんでしたが、ここから先は傾斜が出てきます。
登山道はこんな感じです↑。
登山道は手前の木を越えて左手奥の方に続いています。
濡れている木の根っこは滑るため、足を置く場所に注意しながら進んで行きます。
山頂まであと500メートルになりました↑。
もう少しです。
開けたところから沼原調整池と塩原方面の山々が見えました↑。
先程の調整池の写真よりも少し高度が上がっているのが分かりますね。
こちら↑が白笹山山頂の山頂標です。
ええっ、ここが山頂なのって感じで、登山道の横に突然山頂標が登場します。
眺望が無いので達成感はイマイチです。というか無い。
白笹山山頂から少し進むと眺望がある場所に至り、そこからこれから向かう南月山が見えました。
写真↑の右側のピークが南月山になります。
ちょっと下って登り返すようなイメージの登山道になります。
眺望があるところからは、雲海が見えました↑。
この時は、下界の那須や大田原は曇りなんでしょうね。
逆光気味だったせいか、RICOH GR3で特に設定せずに撮影すると、ちょっと暗めに写りますね。
でも雲のモクモク感は良い感じに表現されています。
こちら↑はサイド光で撮影した一枚です。
先程の写真と異なり暗くは無いです。
樹木の緑と青い空、そこに沸き立つ雲。良い感じです。
そんな感じで景色を満喫しながら登って行くと、突然、写真↑の南月山山頂に至ります。
あれれ~、ちょっと想像していた山頂と違うなと思いますよね。
納得いかない感じで山頂を通り過ぎると、写真↑の様に、どーんと茶臼岳が見えてきます。
そう、求めていた風景はコレです、コレ。
なので、こんなアングル↑で撮ってみたりしたくもなります。
このアングル↑も良いですよね。
稜線上に白い一本の登山道が延びている感じが良いですよね。
茶臼岳とその奥に見える三本槍岳も良い感じです。
左側に目をやると、この景色↑です。
沼原調整池と塩原方面の山々が見えます。沼原調整池があるためか、なんか爽快感がありますね。
ここで爽やかな風が吹いてくれたら、もう最高です。いきものがかりの「風が吹いている」を独唱してしまうかもしれません。
稜線を縦構図で撮影した写真↑になりますが、奥行き感があって良い感じです。
下ってきた南月山山頂方面に振り返って撮影した写真↑です。
この構図もなかなかいい感じだと思います。
茶臼岳方面に向かう途中から茶臼岳を撮影してみました↑。
火山だけあって荒々しさのある山容をしています。
牛ヶ首まで来ました↑。
道標含めてパンフォーカスで撮りたかったのですが、ちょっとピントがイマイチになってしまいました。
こちら↑は、姥ヶ平から茶臼岳を撮影した写真です。
こちらから見る茶臼岳は白煙を上げているので迫力があります。
まとめ
この山行の日は天候に恵まれまして、当初は茶臼岳を登ってから姥ヶ平に行く計画だったのですが、茶臼岳は日陰が無いためこの暑さの中で登るのは無謀と思い、登るのを諦めました。
今回のルートは沼原~白笹山~南月山ですが、茶臼岳~南月山のピストンでも十分楽しめると思います。稜線歩きは楽しいですし。
沼原は熊が居るそうなので、もし行かれる場合は熊鈴を持参する様にお願いします。
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