概要
愛宕山の駐車場に車を置き、愛宕山~難台山~吾国山と縦走し、JR水戸線の福原駅からJR常磐線の岩間駅まで電車で移動し、岩間駅から愛宕山の駐車場に車を取りに戻る計画をしていましたが、前日遅くまで計画を練っていたため見事に寝坊しました。やっちまったものは仕方がないということで、愛宕山~難台山のピストンに計画を変更して山歩きをしてきました。
このコースは、いきつけの床屋のマスターからコースをお聞きし、電車に乗って車を取りに戻るのが面白そうということで、コースタイムとJR水戸線の時刻表から計画を練っていました。冬至を過ぎて未だ半月程度のこの時期では日が暮れるのも早いため計画は大事です。何か起きた場合のエスケープルートも計画しておく必要があります。これがまた楽しみの一つではありますが。
縦走をしてみたいとお考えの方は、JR水戸線福原駅の時刻表は頭に入れておいた方が良いです。友部行きは日中は1時間に1本しかないため、タッチの差で乗り遅れると1時間待つことになります。
さて、愛宕山~難台山のピストンコースの概要です。今回初めて歩きましたが基本的に稜線歩きになります。登山道の幅は広く、凹凸も少なく歩きやすいです。稜線歩きは気持ちよさそうなイメージがありますが、低山なので眺望は望めません。辺りは落葉樹なので見上げると青空は見えます。休憩含めて約5時間の行程でした。
このコースの魅力は何度も現れるアップダウンです。アップの距離は短いのですが傾斜が結構あり、階段状になっていないため急な斜面に対しアキレス腱をグイグイ伸ばしながら登るのが心地よく感じます。山での歩き方が悪いとフクラハギが疲れたり、足の裏が疲れたりするので、そういった歩き方の調整にも良いと思います。
山行日付 | 2021年1月3日 日曜日 晴れ |
コース | 愛宕山駐車場 ⇔ 乗越峠 ⇔ 南山展望台 ⇔ 団子石峠 ⇔ 難台山山頂 |
スタート時間 | 午前8時30分 |
ゴール時間 | 午後13時30分 |
駐車場 | あたご天狗の森駐車場 無料 24時間オープン トイレ有り ※あたご天狗の森から奥に進んで乗越峠まで車で行け、そこにも30台程度の駐車場あり。トイレは無い。 |
その他 | 吾国愛宕ハイキングコースのコースマップ ※ページ中程にPDFのコースマップがあり、ダウンロードできる |
山行記録
登山道を進むと見晴らしの丘との分岐に出ます。砂利道を進むとこの分岐には出ません。 見晴らしの丘という名前ですが眺望はイマイチ。作られた当時は良かったのでしょうが、周辺の木々が成長して見晴らしをブロックした模様です。
砂利道と合流した後、すこし進むといつの間にか稜線歩きをしていることに気づきます。基本的には写真のような感じのコースを歩きます。 どちらも「至難台山」の分岐に出ます。トレーニングを目的にしている人は迷わず左ルートを選びましょう。アキレス腱を伸ばすことができます。右ルートは巻き道です。 少し進むと写真のような分岐に出ます。どちらを行っても最終的に合流しますが、左ルートを選ぶと南山展望台に行けます(写真奥に見えてます) 南山展望台のやぐらは老朽化のため立ち入り禁止。でも水戸市方面が開けており眺望があります。写真中央やや右側に茨城県庁が見えます。やぐらの周りには4カ所ほどベンチが設置されており休憩できます。 進んでいくとアスファルトの道に出ます。そこが団子石峠です。アスファルトを左手に進み写真のような分岐が出たら、そこを右手に登っていきます。ここからがちょいと手強いアップダウンが始まります。 団子石のちょい先、右手側に少しだけ伐採した場所があり、そこから写真のような眺望があります。 アップダウンをいくつか越えると、写真では分かりにくいのですが、結構な傾斜の登りが出てきます。ここを登り切ったところに眺望が良い場所があるので、そこまで頑張って登りましょう。
直登を登りきるとこんな眺望がみえます。北側から見る筑波山。 筑波山に連なる、これは足尾山かな。
筑波山の眺望で休憩した後、登っていくと写真の獅子ヶ鼻が出てきます。マグマの縞模様が見られるとのことですが、私には良くわからなかった。 もう少し進むと左手に天狗の奥庭が出てきます。天狗の奥庭に行ってみます。 すると、天狗の奥庭のさらに奥に「天狗の鼻」があり、そこから加波山、吾国山の眺望がありました。 鼻の先まで行くとこんな感じの眺望がありますが、横は絶壁なので十分に注意して進んでください。
天狗の奥庭から登山道に戻り、登っていくと屏風岩の分岐に出ます。 屏風岩はこんな感じ。写真だと高さが分かりにくいですが結構高いです。7mはあると思われます。
屏風岩から少し進むと、またもやどちらに行っても「難台山」の分岐に出ます。どちらを選んでも良いと思いますが、左ルートの方が急かな?
先ほどの難台山分岐から少し進むと、あっという間に難台山山頂です。山頂は適度な広さがあるため、ランチ休憩が可能です。ベンチなどはありません。 山頂からの眺望は一カ所だけで、そこからは筑波山が見えます。
ピストンでの復路です。往路でアップダウンあったので、復路ももちろんアップダウンあり。写真では傾斜が伝わりにくいですが、スキー場の中級者レベルのゲレンデくらいの斜度があります。 こちらは団子石峠の復路の登り。それと、このコースはトレランの人達も居ますが、登山道の幅が広いため追い越しやすれ違い時にそれほど気を使わなくても大丈夫です。彼らが鈴付けて走ってくれると、後ろから近づいてくるのが分かって凄く良いんですけどね。
まとめ
今回ご紹介したのは愛宕山~難台山のピストンですが、愛宕山~難台山~吾国山を縦走して電車でJR岩間駅に戻り駅から歩いて愛宕山を登って駐車場に登る、愛宕山~難台山~吾国山をピストンするなど、色々なコースアレンジをして山歩きを楽しむことができます。
標高500m程の低山であり夏場は熱中症の危険が伴うため、山歩きは控えた方が良いと思います。晩秋~冬~春先がベストシーズンだと思います。
コメント
写真付きの説明がとてもわかりやすく参考になります。これからも色々な低山歩きの紹介楽しみにしています。
コメントありがとうございます。励みになります。
山行紹介記事の文章をサクサクとは書けないのですが、写真多めで紹介していければと考えております。
今後ともご意見をお聞かせください。