宝篋山~小町山縦走 低山の魅力を大いに感じる with GR3

茨城
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筑波山麓の朝日峠の麓にある「小町の館」を起点にして、東城寺~宝篋山~小町山を右回りに縦走するコースをご紹介致します。低山ではありますが、沢沿いを歩いたり、見晴らしの良いビューポイントが所々にあり、パラグライダーの離陸も見れたりと、低山ならではの魅力を大いに感じることが出来ます。

天気の良い日には、ヒットネスジムに行くよりも、このコースを歩いた方が気分的にも晴れやかになり、心身ともに健康になると思います。

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概要

山行日付2023年2月5日 日曜日 快晴
コース登り:小町の館 ⇒ 東城寺 ⇒ 宝篋山 ⇒ パープルライン ⇒ 小町山
下り:小町山 ⇒ パラグライダー離陸場 ⇒ 小町山 ⇒ 小町の館
時間スタート:午前 8時30分
ゴール :午前11時55分
駐車場小町の館 おそらく70台くらい 無料 トイレあり
山行概要
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登山ルート図(出典:国土地理院 地理院地図Vector)

赤矢印:登り  青矢印:下り

山行記録

小町の館のハイカー用駐車場

小町の館にはハイカー用の駐車場が用意されています。砂利の駐車場ですが1台分のスペースがヒモで仕切られていますので、はみ出ない様に駐車しましょう。正確な駐車台数は分かりませんが、感覚的に概ね70台程度は停められそうです。この駐車場が満車の場合は、少し離れた場所に臨時駐車場があるようです。

小町の館の水車

小町の館には写真↑の様な水車小屋があり実際に動いています。茨城県内でも一番大きい水車らしいです。登山口へは、写真左手に見える舗装路を道なりに水車を右手に見ながら進んで行きます。

この分岐は道なりに左手に進む

水車小屋から100m程度歩くと写真↑の様な分岐に至ります。小町山や朝日峠展望台に行く場合は、この分岐を右(写真だと右奥方向)に進みます。今回は東城寺経由で宝篋山に向かいますので、この分岐は道なりに写真左手方向に進みます。

ここが小町山登山口

先程の分岐から150m程度舗装路を歩いて来ると、小町山登山口の標識のある場所に至ります。ただこの標識は写真↑の様に少し引っ込んだ上方にありますので、仲間と話に夢中になっていると見逃す可能性がありますので注意してください。

登山口には山の神が祀られている

登山口には常設の机と椅子があり、おそらくザックを引っ掛けるためと思われるヒモに木の枝が結ばれた設備?があります。また、写真↑の中央やや右側の様に山の神が祀られています。

東城寺方面に進む

緩やかに登ってくると写真の様な分岐に至ります。小町山のハイキングコースの分岐には道標と地図が記されているため分かり易いです。今回は、東城寺に向かいますのでこの分岐は左手に進んで行きます。

沢沿いの道を進む

先ほどの分岐から少し進むと写真↑の様な小さな沢沿いの道を歩きます。沢の水が流れる音を聞きながら歩くのは気持ちが落ち着いて良い感じです。

この分岐は熊の石方面へ

沢沿いの道を緩やかに登ってくると写真↑の分岐に至ります。「奇石 熊の石」という左方向を指した手の形をした標識があり、幸いにも東城寺に向かうには熊の石方向に進みますので、この「奇石」と謳っている石がどんなものなのか見てみましょう。

奇石 熊の石

写真↑が「奇石 熊の石」です。RICOH GR3の28ミリでは入らずに切れてしまいました。奇石というよりも巨石です。私には熊の様には見えなかったのですが、熊の様に大きいという形容で熊の石と呼称しているのかもしれませんね。
写真左手前に階段が見えていますが、この階段を登り、熊の石を左から巻くように進んで行きます。

分岐に見えないけれど分岐なんです

熊の石を過ぎると傾斜がでてきて、コースもつづら折れになります。アキレス腱を伸ばしながらグイグイと高度を上げていきます。おそらく、今回歩くコースの中で一番傾斜がある場所かもしれません。
傾斜が落ち着いて来ると写真の様な分岐に見えない分岐に至ります。写真↑の右上付近にコース図が木に貼ってありますが、これがポイントになります。下を見ながら歩いているとこのコース図を見落とすリスクがありますので要注意です。この分岐は左手に進んで行きます。

ほぼ平らな軽快なコース

先ほどの分岐を左手に進んで行くと、写真↑の様なほぼ平らな軽快なコースになります。樹林帯ではあるのですが手入れがされている様で、草ぼうぼうではなく、気持ちの良い樹林帯歩きになります。

東城寺に出た

気持ちよく歩いていくと樹林帯から抜け出し、写真↑の様な開けた場所に至ります。そう、これが東城寺で、寺の裏側に出てきます。

東城寺を正面から

お寺の正面は写真↑の様に立派なお寺でした。草一つ生えていなく、葉っぱも落ちていない、綺麗に掃除されています。
東城寺から先に進むには、このお寺の裏側を通り(お寺を左手に見ながら)進んで行きます。

宝篋山方面に進む

写真↑の様な小さな標識が道路の右側にありますので見落とさない様に注意してください。この標識には「宝篋山方面」と小さく書かれていますので、それに従い進んで行きます。

うっそうとした樹林帯から時折みえる青空

ほぼ平らなコースとなりますが、先程の東城寺までのコースとは異なり、樹木や草がうっそうと生い茂っています。ときおり写真↑の様に木々の間から青空を望むことができ、これはこれで良い感じです。

左側の建造物が宝篋山山頂か?

樹林帯の合間からは、写真↑の様に宝篋山と思われる山容も見える時がありました。アンテナ的な建造物が2棟見えますが、おそらく左側の建造物があるところが宝篋山山頂と思われます。

林道に出た

うっそうとした樹林帯を抜け出し松林的な感じの場所を過ぎると、写真↑の様に林道に至ります。ただし、ここには道標は見当たりませんし、リボンも林道の右方向、左方向のどちら側にも見当たりません。で、どちらに進むかですが、正解は右手に進んで行きます。緩やかな登りになります。

氷の塊

林道を緩やかに登っていると、左側に写真↑の様な氷の塊が出てきます。私が行ったのが2月5日ですが、1月の冷え込んだ頃に行くともっと大きな氷の塊になっていると思われます。

水が噴き出している

なぜここだけ凍っているのかですが、それは写真↑の様に噴水のごとく水が噴き出しているためです。この草の下にホースが通っているらしく、そのホースに穴が開いているのでしょう。勢いよく噴き出しています。来年もっと寒い時期に行って、大きく育った氷を見てみたいものです。忘れなければですけど。

実はここも分岐

噴水の少し先に写真↑の様に林道が急に細くなる場所に至ります。ここに標識は無いのですが、実はここが分岐になっていて、写真では分かり難いのですが左側に進む道があります。小さな沢を渡渉する道になっています。分かり難いので要注意です。

またもや分岐

小さな沢を渡渉して少し進み、短いですが傾斜のあるところを登ると、左右どちらにも進める道に至ります。ここにも道標はありません。正解は左手に進みます。写真↑の奥に続いている道を進んで行きます。

謎の池

しばらく進んで行くと、写真↑の様にコース左手が開けた場所に至ります。そこからは眼下に謎の池が見え、遠くに関東平野が見えます。ちょっとしたビューポイントになっていて小休憩するには良い場所になっています。

良い感じのコース

先ほどの見晴らしの良い場所から進んで行くと、間もなく樹林帯に突入し、沢沿いの道を緩やかに登って行きます。すると写真↑の様な良い感じのコースになっていることに気づかされます。この様なコースだったらずーっと歩いていられそうな気がしますね。

尖浅間と宝篋山の間に出た

しばらく歩いていくと、写真↑の様などこかのコースに突き当たります。そう、これは宝篋山の常願寺コースである尖浅間から宝篋山に向かう途中になります。写真左に進むと尖浅間、右に進むと宝篋山方面になりますので、迷わず右に進みます。なお、この分岐に道標はありませんのでご注意ください。

安定の宝篋山山頂から眺める筑波山

コースなりに進んで行くと宝篋山山頂に至ります。安定の宝篋山山頂ビューです。
眺望を堪能したらバイオトイレのある場所まで下山します。

バイオトイレの向かい側の道を進む

バイオトイレの場所に至ったら、トイレの向かい側方面に進める道を進んで行きます。
基本的に砂利道を道なりに進んで行きます。途中分岐の様に見える場所が2カ所くらいありますが、それらの場所は右側を進んで行けば大丈夫です。左側を選ぶと多分別の電波塔に行くと思われます。

それと、途中に右側の林の中に進んで行ける踏み跡のある道も2カ所くいらいありますが、そこを行ってもどこかのコースに出るのだろうと思われますが、私はそれらのコースを今のところ知らないためケモノ道という事にしておきます。。。

ゲートが見えた

バイオトイレの場所から20分程歩いていくと写真↑の様なゲートに至ります。このゲートの向こう側に見える舗装路はパープルラインになります。ゲートの右側に人が通れる隙間があるので、そこを通ってパープルライン側に行きます。

パープルライン横を進んで行く

パープルラインに出たら、U字溝横の踏み跡のあるところを歩いていきます。舗装路を歩くことはありません。写真↑では、中央付近でガードレールが始まっていますが、そのちょい手前で右側にコースがそれています。

この場所は右側のゆるい傾斜を登って行く

ゲートから20分程度あるいてくると写真↑の様な場所に至ります。ここは道沿いではなく写真右側奥に向かって緩い傾斜を登って行きます。なお、この写真の手前には車が3台程度停められるエリアがあります。

小町山山頂からは筑波山が見える

5分くらい歩くと小町山山頂に至ります。山頂には常設のテーブル、椅子が複数設置されており、休憩するには良い感じです。山頂からは写真↑の様に筑波山ビューがあります。
ここから小町の館に下山するには、写真の反対側というか背中側に緩やかに下っていくことになりますが、よく探さないと標識を見つけることができないため注意してください。

この写真↑の右手方向に行くとパラグライダーの離陸場がありますので、そこにも行ってみます。

パラグライダー離陸場

ちょうどこの日は風もあり、パラグライダーが飛び立つところを見ることができました。離陸場の入り口の木の所にスクールのパンフレットが置いてあり、それによると3回練習すると1人で飛べる的なことが書いてありました。本当かよと思うのは私だけ? 離陸の仕方、飛行時の操作、風の捕まえ方、着陸の仕方とか覚えることは沢山ありそうなのですが。。。

展望台から見る霞ケ浦方面

パラグライダー離陸場から小町山山頂に戻り、常設のテーブルなどがある場所を通り過ぎて少し下ると、写真↑のビューがある展望台に至ります。ここにも常設のテーブルと椅子がいくつかあり、休憩するには良い感じの場所になっています。

下りのコースは展望台の左手方向にあります。そこから先は傾斜のある下りになりますので転ばない様に下って行きます。時間帯にもよりますが登ってくる人達もいらっしゃいますので、その時は基本的には登り優先で、声をかけて譲り合って進んで行きましょう。

どれがハート石だろう?

「ハート石」と書かれた道標の場所に至ります。どれがハート石なのか私には分かりませんでした。道標の根元部分にある石がハート石だとすると、ちょっと強引に名付けしている気がしてなりません。が、そんな小さいことは気にせず、道標に従い右に下って行きます。

これは分かるぜ、おかめ岩

沢沿いを下っていくと右側に「おかめ岩」の案内板があり、上を見上げると思いっきり「おかめ」感のある岩が見えました。ハート石とは違ってGOODです。
ただ案内板に書かれている「小野小町の化身」というキャッチフレーズは、ちょっとどうでしょうか。

小屋とバンダナ

さらに下っていくと樹林帯から抜け出し、写真↑の様な開けた場所に至ります。目の前には小屋とカラフルなバンダナが吊るされています。どの様な意味があるのかは分かっておりませんが、里に出た感はあります。

あとは道沿いに進んで行くと小町の里に至ります。

お疲れさまでした。

まとめ

写真多めでコースを紹介させていただきました。東城寺から宝篋山までは標識が無いためコースを外れない様に注意して進んでください。

「天気の良い日にフィットネスジムに行くなら、このコースを歩け」と私が言っておりますが、実際にこのコースを歩くと体感できると思います。心身ともにリフレッシュでき、良い感じになります。

なお、低山なので夏は熱中症の危険がありオススメしません。
寒い時期がベストですが、春、秋も良いと思います。

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