きのこ山~足尾山ピストン 静かな山歩きを楽しむ with GR3

茨城
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筑波山と加波山の間にある「きのこ山」「足尾山」。
「きのこ山」という名前から、きのこがモリモリ生えているんじゃないか、たけのこの里があるのかなど妄想してしまいますが、ハングライダー、パラグライダーの離陸の瞬間を楽しみつつ、静かな山歩きを楽しむことができます。

足尾山山頂は「ここは山城なのか?」と思わせる様な石垣があり、ちょっと他では味わえない不思議な感じがあります。また、筑波山、日光連山のビューも最高です。

今回は、茨城県桜川市にある「みかげスポーツ公園」を起点として、きのこ山~足尾山のピストンをしてきましたので写真多めでご紹介致します。

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概要

山行日付2023年1月21日 土曜日 快晴
コース登り:みかげスポーツ公園 ⇒ つぼろ台 ⇒ きのこ山 ⇒ 足尾神社 ⇒ 足尾山山頂
下り:足尾山山頂 ⇒ 足尾神社 ⇒ みかげスポーツ公園
時間スタート:午前11時10分
ゴール :午後15時00分
駐車場みかげスポーツ公園 20台程度 無料 トイレあり
山行概要
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登山ルート図(出典:国土地理院 地理院地図Vector)

赤矢印:登り  青矢印:下り

山行記録

みかげスポーツ公園の駐車場

今回の山行の起点となる、茨城県桜川市にある「みかげスポーツ公園」の駐車場↑です。駐車場には枠線が引かれていませんので、良い感じの間隔をキープして駐車する必要があります。

写真↑の中央部の奥に見えるピークは「加波山」、その左側のピークは「燕山」です。

写真の駐車場の右奥の方に白い車が駐車してますが、その付近に階段がありますので、その階段を登って行きます。

ゲートボール場かな?

階段を上ると写真↑の様な芝生の広場に至ります。左奥には屋根付きの場所があるので、おそらくこの場所はゲートボール場だろうと推測されます。

写真の反対側というか背中側にトイレがあります。

写真の右手方向に階段がありますので、その階段を登って行きます。

レストハウス的な施設

階段を上ると、写真↑の様なレストハウス的な場所に至りますが、今は営業していない模様です。
建物は昭和っぽいデザインではありますが、結構立派な作りで、周辺の木々は剪定されていて大変綺麗でした。

写真左手に標識がありますが、その標識の左側がハイキングコースの入り口になります。
レストハウス的な建物を右手に見ながら、建物の裏側に進んで行きます。

この道標は「散策の森」方向に進む

まもなく写真↑の分岐に至ります。
左手が「散策の森」方面、右手が「憩いの丘」方面となっています。ここは「散策の森」方面を選択して木製の橋を渡ります。

この分岐は右手の「きのこ山」方面に進む

道なりに緩やかな登りを進んで行くと写真↑の分岐に至ります。
この写真では分かり難いですが、標識には右手方向が「きのこ山」となっていますので、標識に従って右手側に進みます。

階段状の登りになっていて、少し登りが続きます。

この分岐は左手に進む

登り切ったところで再度分岐↑に至ります。
写真↑のとおり「きのこ山」と書かれた道標がありますが、この指している方向がイマイチで戸惑うかもしれません。

ここは、写真奥の方に「通行止」の看板が見えますが、その通行止の舗装路を進んで行くのが正解です。

舗装路右側に道標が出てきた

舗装路を登って行き、カーブを2~3個過ぎた当たりで道路右側に写真↑の様な小さな道標が出てきます。道標が指し示す方向を見ると落ち葉がぎっしり積もっていて、この道で合っているのか不安になるかもしれませんが合っています。大丈夫です。

ここから暫く登りが続くので、マイペースで登って行きましょう。

またもや分岐

落ち葉を踏みしめながら登って間もなく、またもや分岐に至ります↑。
あとから追加されたような「きのこ山」が指し示す方向に従って登って行きます。

謎のピクニックテーブル

つづら折れの登りのグイグイと登って行くと傾斜が緩くなるポイントに至り、そこには写真↑の様な謎のピクニックテーブルが設置されています。このテーブルは基本的に苔に覆われていますが、ハイキングコース側の椅子部分には苔が生えていないため、ここで休憩する方がいらっしゃるのかもしれません。

静かな山歩きを楽しんでいると、ちょっとした細かいことが気になってしまうこともあり、またそれも山歩きの楽しみなのかもしれませんね。

またまた分岐

平らなポイントを抜けグイグイと登って行くと、写真↑の分岐に至ります。写真ではどこが分岐なのか分かり難いですが、写真中央付近において、写真右上に行く道と、写真左手に行く道に分かれています。
ここは写真右上に行く道を登り、登りきったところで再度分岐になるのでそこを左に進みます。登りきったところには道標があるので迷うことは無いです。

つぼろ台の分岐

それほど勾配がきつくないコースを登って行くと、写真↑の分岐がコース右手に登場します。
「つぼろ台」の説明が無く名称しか書かれていないので、「台」が付いているから高台になっているのだろうかとか妄想が駆け巡りますが、80メートルなので「つぼろ台」に行ってみます。

つぼろ台って巨石のことか?

80メートルなのであっという間に「つぼろ台」に至ります。
写真↑奥に巨石が見えますので、そちらに行ってみます。

つぼろ台の巨石からのビュー

巨石に登れるようなので登ってみます。さらにその奥にも巨石があり、そちらに移動すると木々が無くなり写真↑の様な山容を眺めることが出来ます。私が行った1月でこんな感じですが、新緑の力強さを感じる5月頃に行くと、また違ったビューになると思われます。

写真左手のピークが燕山、その右のピークが加波山、その右手に風力発電が2基あり、そこのピークが丸山、少し右手に進んだところのピークが足尾山です。きのこ山はずーっと右の方でピークは見えません。

来た道を先程の分岐の所まで戻ります。

林道出合

分岐を左手に進むと、写真↑の様に林道に至ります。しかし、特に道標やピンクリボンなどは見当たらず進行方向の正解に悩みますが、ここは右手に進みます。

控えめな道標

10メートル程進むと、写真↑の様に控えめに道標がありました。
先程の林道出合の場所からは見えないため、もうちょっとアピール強めでお願いしますと言いたいところですが、まぁ、これも山歩きの楽しみということで道標の指す方向に進んで行きます。

手すりという人工物が登場

緩やかな登りを登って行くと、傾斜が急になったところで写真↑の様に手すりが登場します。何故こんな山の中に人工物を作ったのか不明ですが、この部分にだけ手すりがありました。

コースは階段状になっていますが、落ち葉が厚く積もっているため階段が見えにくいです。足で落ち葉を払いながら丸太の位置を確認しつつ登って行きます。

またもや林道出合

するとまたもや林道出合に至ります。
林道の向こう側に階段があるので、その階段を登って行きます。

おっ、なんか開けた場所に出た

登って行くとコースが狭くなり両側が笹になってきます。やがて写真↑の様な開けた場所に至ります。そう、ここはパラグライダーの離陸場になります。写真では分かり難いのですが、芝生エリアとハイキングコースの間にはイノシシ避けと思われる電線が張ってありますので、触らない様に歩いていきます。触るとどんな電気ショックを受けるのか分かりませんが、ビリビリぐらいじゃ済まないかもしれませんのでご注意ください。

離陸場の上の方からのビュー

離陸場の上の方に行くと写真↑の様なビューがあります。つぼろ台で山容のビューはありましたが、基本的にずーっと樹林帯の中を歩いてきましたので、この関東平野を含んだ景色は開放感があり凄く良い感じです。奇声を発したいくらい良い感じです。

離陸場のさらに上部に行くと舗装路に至ります。

休憩所の道標

きのこ山の山頂はこの辺のはずなのだが、さて、どこが山頂なのか探していると、舗装路を渡ったところに写真↑の様に「休憩所」の道標があります。一先ず、その休憩所とやらに行ってみます。

うっ、ここがきのこ山の山頂か

緩い登りを登って行くと、あずま屋が見えてきます。なるほど、ここが休憩所かと思いつつ少々周辺を徘徊すると、なんと、あずま屋の陰になる部分に「きのこ山」の看板が。。。写真↑がそれです。

「きのこ山」という名称でいろいろとイメージを膨らましてしまっていただけに、期待とのギャップがありすぎました。なお、山頂からの眺望はありません。あずま屋があるくらいなので、もしかすると昔は眺望が良かったが、今は周辺の笹や木々が延びてしまって眺望ゼロになったのかもしれません。

長居する必要性もないため来た道を戻り舗装路に行きます。
舗装路出合では、正面にパラグライダー離陸場を見た状態で右手方向に進んで行きます。
ここから足尾山まではひたすら舗装路を歩いていきます。合っているのか不安になったら「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道は無し 踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ 行けばわかるさ」と朗読しましょう。

舗装路は、ときどきバイクや車が通るため、右端を歩くようにしましょう。

ハングライダーの離陸場

そんなこんなしている間にハングライダーの離陸場に至ります。道路右手にあります。
天候や風向きにもよると思いますが、タイミングが良ければハングライダーが離陸する瞬間を見ることができると思います。離陸する瞬間は、見ている方でもワクワクしてたまらないです。

道路の左側は関東平野ビュー

ハングライダー離陸場の舗装路を挟んで反対側は写真↑の様な関東平野ビューが望めます。
こちらも離陸場の様な板が敷いてあるので、風向きによってはコチラ側から離陸すると思われます。

足尾神社の入り口

ハングライダーの離陸や関東平野ビューの楽しんだ後は、舗装路を進んで行きます。
まもなく写真↑の足尾神社の入り口が、舗装路右側に見えてきますので、ここを右折して神社に向かって登って行きます。

足尾神社の境内

登り切ったところに足尾神社があります。
トイレもあります。

社殿の左側の石段を登る

お詣りをした後、社殿左側の石段を登って行きます。
この石段を登り切ったところが足尾山山頂になります。

急な石段

結構な傾斜の石段になっていて、ところどころフミシロの狭い石段などもあるため注意して登って行きます。なお、手すりなどはありません。

山城を思わせる石垣

石段を登りきると、写真↑の様な石垣が現れます。
ここは山城の跡なのかと思わせる様な立派な石垣になっています。
石垣には階段があるので登ってみます。

足尾神社奥宮の祠がある

階段を登ると、そこには足尾神社奥宮の祠が祀ってありました。
木々があるため360度の見晴らしはありませんが、日光連山、筑波山が良く見え、爽快感があります。また上空を見上げると、多数のパラグライダー、ハングライダーが上昇気流にのってかなり高い位置を飛んでいます。

足尾山頂から日光連山方面
足尾山頂から筑波山方面

下りは、登りの道を戻ってみかげスポーツ公園に下山します。

まとめ

登山というよりはハイキングなコースですが、ハングライダー、パラグライダーの離陸を見ることができ、そこから見下ろす関東平野ビュー、また足尾山頂からの筑波山、日光連山ビューなど色々と楽しむポイントがあります。筑波山の様に登山者は多くないため、静かな山歩きを楽しむことができるのもポイントです。

低山なので真夏は熱中症の危険がありオススメいたしませんが、真冬、春先、晩秋は良いと思います。

天気のいい日にフィットネスジムに行くならば、低山を歩いた方が気分的にもリフレッシュできるので良いと思います。

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