南アルプス芦安駐車場＆広河原の攻略法 - 私を登山に連れてってと言われなくても連れてく♪

南アルプスの玄関口となる芦安駐車場から広河原への移動はバスまたは乗合タクシーとなりますが、人気の山域だけあって混雑します。従いまして、事前にどの様に対応するのが良いのか調べることが重要となります。

「攻略法」とか大それたタイトルを付けてしまいましたが、こんな感じで対応すれば良いということを整理して載せておきますので、山行の際の一助になればと思います。

芦安→広河原

マイカーの場合は芦安駐車場を利用することになりますが、芦安駐車場は複数存在します。
どの駐車場を利用すれば良いかですが、下記の順番になるかと思います。

バス乗場は第２駐車場前にある白峰会館の隣というか下になります。
タクシー乗場は第２駐車場の入り口付近になります。

そう、鋭い人はもうお分かりかと思いますが、第２駐車場がトイレもあり、バス乗場、タクシー乗場まで極めて近く一番便利な駐車場になります。
第３駐車場は、第２駐車場から坂道を５０メートルくらい下ったところにあり、こちらも便利な駐車場になります。

第１駐車場は、第２駐車場から１５０メートルくらい坂道を登ったところ、
第４駐車場と第５駐車場は、第２駐車場から５００メートルくらい坂道を下ったところにあります。

従いまして、第２駐車場、第３駐車場を皆さんが狙うため競争率は激しいです。

上図に印したとおり、黄色の塗りつぶしがバスチケット売場と乗場、赤色塗りつぶしが乗合タクシー乗場になります。

まず、乗合タクシーの車種は９人乗りハイエースになり、尾瀬の鳩待峠に向かう乗合タクシーと同じタイプになります。

芦安～広河原まで約５０分近くの時間を要し、道はくねくねしたワインディングロードになります。乗合タクシーは必ず座れてザックを荷室に置くことができますが、バスは立ち乗りになることもあり、ザックは座れた場合は膝の上に置くことになります。

これらを考慮すると、乗合タクシーを利用するのが私は良いと考えます。
ただし、乗合タクシーは事前予約が可能であるため、予約でいっぱいの場合は乗車できませんので、事前予約をすることをお勧めいたします。

下表にバスとタクシーに関する事項を整理しておきます。

項目	バス	乗合タクシー
車種	立ち乗り含めて40人乗り位の路線バス	9人乗りハイエース
始発	AM5:15　3台程度	AM5:10　6台程度
広河原までの時間	約60分	約50分
料金	1,750円（運賃1,450円＋協力金300円）	1,700円（運賃1,400円＋協力金300円） ※タクシーの方が50円安い
予約	たぶん不可	可能詳しくは芦安観光タクシー
その他	AM4時頃からチケット売場に列ができ始めていた。	AM3:00過ぎ頃にタクシーが到着。予約していないが乗車できるか運転手に確認し、利用人数分の荷物を運転手が指示する場所に置く。（車単位の乗車人数を荷物数で把握している模様）いったん車に戻り、AM4:30少し前にタクシー乗場に行く。 AM4:30から乗車し、AM5:00に出発となった。

下山の時間に合わせて乗合タクシーを予約しておくのが良いと思いますが、下山時に何が起きるかわからないリスクもあり、万が一の場合に予約取り消しする手間とか考えると、バスでも良いんじゃないかと思います。

乗合タクシーは予約で埋まっていると乗れませんが空きがあれば乗れますので、乗合タクシーが乗れない場合はバスを利用する感じが良いかもしれません。

上図の赤い塗りつぶしがタクシー乗場になり、黄色い塗りつぶしがバス乗場になります。
バスのチケット売場は、広河原インフォメーションセンター１階にあります。

バスに乗るには儀式的なルールがありますので下記に整理しておきます。

チケット購入後、バス乗場に荷物を置く。
「奈良田行き」と「芦安行き」の２つのバス停が並んでいるので、間違わない様に注意が必要。
発車１５分前にバス停に行く。それまでは自由時間。
バス到着後、荷物の順番に乗車。（バス停に近い荷物の持ち主から乗車）
２５人程度は座れるが、以降は立ち乗り。
正午出発のバスは２台出たので、先頭から５０名程度は座れたと思う。

それと、夜叉神峠などの途中のバス停から乗車する人もいらっしゃいます。