黄色の登山用ヘルメットを使用しているのですが、「トンネル工事のおじさん」といじられることが多いため、このたび思いっきりイメチェンしようと思い、ラップ塗装という方式で全塗装してみました。
普段は全塗装など全く行わない自分ですが、Youtubeで下調べした程度でも塗装することができましたので、今回行った作業内容を整理しておこうと思います。
用意するもの
用意するものを写真と文章で下記に整理します。

缶スプレー系は上記の5本を用意しました。
左から順番に塗っていきます。

紙やすりは#400、#600、#1500、#2000の4種類を用意しました。
#1500、#2000はクリア塗装後に鏡面加工をする場合に必要となりますので、鏡面加工をしない場合は不要となります。

クリア塗装後に鏡面加工する場合に、液体コンパウンドで磨いて仕上げることになります。
上記以外に下記を用意しました。
- 新聞紙
- マスキングテープ
- カッター
- サランラップ
- 皿
- ヘルメットを載せる箱
塗装手順
ヘルメットのシールはがしとマスキング

ヘルメットに貼ってあるロゴマークなどのシール類は全てはがします。
私のヘルメットはグリベルのサラマンダー2.0なので、ヤモリのステッカー、企業ロゴなどが貼ってありましたが、それらをキレイにはがしました。

通気用の穴はヘルメットの内側から新聞紙などを詰めてふさぎ、外側からマスキングテープを貼り、カッターで穴の形に切り抜いてマスキングします。

ヘルメットの内側は塗装しないのですが、外側の塗装時の塗料の付着を防ぐために新聞紙でマスキングしてテープでズレない様に止めました。
塗装面を紙やすりで擦る
紙やすりの #400 → #600 の順番で塗装面を擦って塗料が付着しやすい様にします。
粉が舞うため、屋外で作業をした方が良いと思います。
#400で擦った後に手拭いなどで塗装面を拭いてキレイにしてから#600を使うと良いと思います。
プライマーを塗る
塗装面を手拭いなどで拭いて紙やすりの粉などの付着が無い状態にします。
その後、塗料が接着しやすくなるように、アサヒペン プラスチック用プライマーをスプレーします。
同じ個所に長くスプレーすると「液だれ」が生じますので、液だれが生じないように薄くスプレーし、5分程待ってから再度スプレーします。それを2~3回繰り返します。
塗り終わったら30分程乾かします。
下地のブラックを塗る

99工房ボディペン ブラックをスプレーします。
こちらも液だれが生じないように薄くスプレーし、5分程待ってから再度スプレーします。
元の色が見えなくなるまで繰り返します(たぶん3回目あたりで見えなくなる)
塗り終わったら30分程乾かします。
下塗りシルバーをポンポンと塗る

下塗りシルバーは塗装面に直接スプレーするのではなく、上の写真の様に皿にサランラップを巻いたところにスプレーし、皿に溜まった塗料を丸めたサランラップに付け、丸めたサランラップをポンポンと塗装面に押し当てて塗っていきます。

丸めたサランラップに下塗りシルバーを付着させ、ヘルメットにポンポンすると↑写真の様になります。このシルバー部分がこの後に塗るキャンディーレッドが発色する部分になります。シルバーのポンポンが少ないとキャンディーレッド部分が少なくなり、多いと全体的にキャンディーレッドに仕上がります。
私は、キャンディーレッドを多めに発色させたいため、↑写真の様にシルバー領域多めにしました。
ポンポン後、30分程乾かします。
キャンディーレッドを塗る

ホルツ ファッションペイント キャンディーレッドを塗装面にスプレーします。
他のスプレー同様に塗りすぎると液だれしますので、液だれしない程度にプシャーっとスプレーし、5分ほど待ってから重ね塗りをします。
重ね塗りの回数でキャンディーレッドの濃さが変わりますので、薄めにしたい人は2~3回程度の重ね塗りになるかと思います。私は濃い目にしたかったため、5回ほど重ね塗りを繰り返しました。
なので↑写真の様な感じになっています。
塗り終わったら30分程乾かします。
クリアを塗る
キャンディーレッドを塗っただけだとツヤがありませんので、クリアを塗装面にスプレーします。
クリアも5分間隔で重ね塗りをしていきます。
最終的に鏡面加工をしたいので、私は6回ほど重ね塗りをしました。
塗り終わったら1日以上乾かします。
鏡面加工をする
クリアが乾くとキャンディレッドを塗り終えた時と異なり、ツヤが出て良い感じになります。
このあと鏡面加工を行いますが、鏡面加工をしなくても十分な人はクリアが乾いたら完了となります。
私はテッカテカに仕上げたいため、次の順番で鏡面加工を行いました。
- 耐水ペーパー#1500を水に濡らして水研ぎ
- 耐水ペーパー#2000を水に濡らして水研ぎ
- 液体コンパウンド#3000(キズ消し用)で磨く
- 液体コンパウンド#7500(仕上げ用)で磨く
- 液体コンパウンド#9800(超鏡面用)で磨く

液体コンパウンドの最後の行程まで終えると、↑こんな感じでツヤッツヤのテッカテカになりました。
室内灯の明かりだとこんな感じです。


屋外での太陽光だとこんな感じに見えます。
ボーリングの玉の様です^^;
まとめ
普段塗装とは無縁の生活をしているため、私に上手くできるのだろうかと不安がありましたが、マスキングをシッカリ行い、液だれしないように重ね塗り、塗り終わったら乾かす、を心がけてみたところ、期待する様な仕上がりになりました。
スプレーが未だ多量に余っているため、次は何を塗ってやろうかと考えている所です^^;
今のところの候補としては、車用のゴミ箱を塗ってみたいな。
それから郵便ポストも塗ってみたいけど、金属を塗るのは難しそうな気もする^^;
コメント